ＮＰＯ法人カウンセリングオフィスＳＡＲＡ

この活動について教えて下さい

カウンセリングオフィスＳＡＲＡでは、地域のメンタルヘルスの問題に対応すべく、心の問題の専門家である臨床心理士の資格を持つカウンセラーが集まり、カウンセリングなどの相談活動を行っています。家族関係の問題の問題や精神疾患の問題など様々なご相談があり、2014年は171名の方に延べ1462回のカウンセリングを行いました。大人から子どもまで、抱えている悩みや置かれた環境はひとりひとり異なり、自分の悩みを「理解してもらえた」と感じることは簡単なことではありません。カウンセリングオフィスＳＡＲＡでは、様々な臨床経験と技法を持つカウンセラーが、「共感すること」を大事にして相談者の方の気持ちに寄り添ってじっくりお話を伺い、問題解決のために必要な援助をご一緒に検討し、自分らしく生きる自己実現のお手伝いをしています。

どうしてこの活動をはじめたんですか？

1998年にカウンセリングオフィスＳＡＲＡは発足し、様々な機関で働く臨床心理士が組織の意向や事情などに影響されない臨床心理士の専門性をきちんと発揮できるカウンセリングを行うことを目的に活動を始めました。当初から、精神的に困っている人は経済的にも厳しい状況にあることもあり、料金を抑えてカウンセリングを受けやすい環境作りを大事にしてきました。少しずつ関わる臨床心理士が増え、2011年5月により広く、長く活動を継続していくためにカウンセリングオフィスＳＡＲＡとして再スタートし、現在に至っています。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

長く精神的につらくて孤独な状況が続いていた方が、カウンセリングでようやく自分の問題を語ることができ、カウンセラーに共感されつつ自分の問題を整理して、自分一人で解決できなかったことが変化し始めていくときの喜んでいる顔を見るときに、一番のやりがいを感じます。また、カウンセリングを続けていてもいろいろな新しい問題が生じることも少なくありませんが、カウンセリングを続けていく中でカウンセラーに頼らず自分自身で問題の解決ができるようになっていくことが感じられたときも大きな喜びを感じます。

今後の夢と目標を教えてください

仕事でカウンセラーをしていると人に話すと、皆さんから「今は必要とされている仕事ですね」「自分の職場にもストレスで休んでしまった人がいる」などの話を聞きますが、実際にカウンセリングに行こうと思う人はかなり少ないと思います。料金面での工夫やカウンセリングの普及啓発活動など、カウンセリングを必要とする人がカウンセリングを受けられる社会の実現のために、カウンセリングオフィスＳＡＲＡは「もっと多くの人にカウンセリングを」をモットーに貢献していきたいと思っています。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

孤独に悩んで行き詰っている人がたくさんいます。そういった方々にカウンセリングで動き出せるチャンスを作るためにも、サポーターとなってご支援をいただけると幸いです。

賛助会員やよこはま夢ファンドを通じたご寄付など、ご支援いただける方はホームページをご覧ください。