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NPO法人床ずれ研究会

東京都

床ずれ治療にモノづくりで挑む

団体名・プロジェクト名

NPO法人床ずれ研究会

NPO法人床ずれ研究会の写真

活動エリア 鴨川市、全国
ジャンル 医療・福祉 

主な受賞歴や実績

(主なもの)
市内で講師を呼んでの講演会活動(4回)、関係団体(ヘルパー協議会、ケアマネ協議会、医療大学学生、介護施設)への勉強会。
学会発表(9回)、論文発表1回、医薬品、医療材料、介護用品の研究活動。
介護予防を含む在宅医療介護支援活動。
床ずれなどに関する全国からの相談窓口(毎年20から30件の問合せ)

(企業、団体、行政との協働実績)
三宝製薬㈱、玉川衛材㈱と褥瘡治療薬ポビドンヨードシュガーの基材の改良研究中。
三宝製薬㈱とスキンケア保湿クリームの開発。
千葉大学理学部藤川研究室と製剤中のヨウ素の分析法の研究。
千葉工大生命環境科学科滝口研究室及び旭化成㈱と創傷被覆材の研究中
亀田病院、エビハラ病院、千葉科学大学薬学部岡本研究室と褥瘡の臨床成績と浸出液に占めるサイトカインの研究(論文あり)
理可工業と介護用クッションの研究。
鴨川市、安房医師会、歯科医師会、薬剤師会、社協などと協力しての講演会活動。
日本褥瘡学会千葉県支部との鴨川での褥瘡セミナー開催。
亀田リハビリ病院リハビリ祭り参加。市内外医療介護施設への褥瘡に関する助言提言、サンプルの配布。
市内民間高齢者サロン活動支援(経済的支援、健康管理指導等)。など

この活動について教えて下さい

超高齢化を迎え、それに伴い、富の偏在化とグローバリズムのさらなる進展と需要不足、デフレの世の中では、いずれ給与の安い介護の仕事しかなくなり、高齢者もほとんどの国民も希望のないジリ貧の生活を送る、憂鬱な将来の姿があります。この世の中の本質を見つめつつ、介護の問題からモノづくり(医薬品や化粧品、医療材料)のイノベーションまで横断的に研究しています。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

床ずれの多さにびっくりし、なすすべが無く、世間にも知られていなかった部分に光を当てるべく、治療法や薬も創意工夫が無い中、色々なイノベーションを起こしたいと思いました。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

床ずれが改善、治癒した時です。

今後の夢と目標を教えてください

●5年以内に褥瘡治療薬を販売できるようにすること。
●国家財政を逼迫する超高齢化問題に真摯に向き合い、介護保険等公的保険サービスを補完するサービスや技術の提供を行うこと。
●医療介護福祉先進都市鴨川が高齢化社会におけるイノベーションを起こすことによって、多くの方に注目され、鴨川市への移住者、定住人口の増加につなげること。
●高齢者から若者、子供たちまで、楽しく笑って過ごせる楽しい鴨川をめざし、商店街の活性化を含めまちづくりに貢献すること。
●市内に床ずれの方を極力無くすこと。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

スキンケアの研究もしており、より安全で皮膚科学に適った製品を開発しておりますので、興味のある方はご連絡ください。試供品をお送りします。

他には、お金の話で恐縮ですが、当方は「認定NPO」ではありませんが、鴨川市を通して寄付して頂くと寄付控除の対象になります。鴨川市市民交流課にお問い合わせください。

取材者のコメント
古川勇樹 地域住民の高齢化で介護される高齢者が増える中、床ずれは多くの患者さんの生活の質を損なっている。この団体は、その床ずれの予防、改善、治癒に関して、次々とプロジェクトを立ち上げて精力的に活動されている。病院や企業との研究プロジェクトが多いが、基礎研究というよりは、薬や介護用資材などの開発が多いようで、患者さんが実際に使って症状を緩和、治癒することに注力している姿勢が表れていると思った。この団体の活動を通して床ずれ予防の知識が広まり、有効な治療法や治療薬が開発され、介護される人たちの生活が改善することを期待したい。
団体・プロジェクトの概要
代表者 久保忠一
住所 鴨川市広場1709
TEL/FAX TEL 090-7402-3941 / FAX 047-093-6330
お問い合せ info@tokozure-kamogawa.jp
URL http://www.tokozure-kamogawa.jp/