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特定非営利活動法人 日本創造力開発センター

東京都

等価変換創造理論の普及のために!

団体名・プロジェクト名

特定非営利活動法人 日本創造力開発センター

特定非営利活動法人 日本創造力開発センターの写真

活動エリア 関西、関東
ジャンル 教育・学習支援 起業支援 

主な受賞歴や実績

等価変換創造理論の普及活動に取り組んでいる。

この活動について教えて下さい

市川亀久彌博士が京都の地で半世紀余にわたって研究し体系化した日本発の実践的創造論「等価変換創造理論」が、発明や技術開発などの創造活動に従事する人たちにとって大きく貢献できることを衆知するための普及活動。社会人向けには、「創造性の開発」テキストの整備と方法論の指導者育成。幼児・小学生対象には、創造性教育の教材つくり(絵本や「とうかカード」)と子ども発明ワークショップ活動のコンテンツつくりに取り組んでいます。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

〔前史〕市川亀久彌博士によって開発されたこの世界的な「等価変換創造理論」を企業活動に活用するため、(財)大阪科学技術センター主催の7か月間の長期講座「企業における創造性開発コース」が1963年に始まり、1976年終了時までに727名(250社)が受講しました。
・この講座の受講者OB有志によって「創造性開発研究会」が結成され、市川博士の指導の下に理論研究と応用事例が蓄積されて、1985年に「等価変換創造学会」として等価変換創造論に関心のある社会人を対象とする研究会を大阪と東京でそれぞれ毎月1回定期的に開催して現在に至る。(現在、会員40名)
〔活動を始めた動機〕
「等価変換創造学会」の研究・応用事例の成果を通して、この優れた「等価変換創造理論」を世の中に広める組織活動として、2006年11月にNPO法人日本創造力開発センターを設立しました。(会員19名)
・これまでに、社会人を対象とする出版・通信教育講座を開き、さらに幼児・子ども向けの「絵本」「等価(とうか)カード」などを制作中。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

日本〈京都〉生まれの「等価変換創造理論」に関する出版とセミナー・ワークショップの活動で創造性の開発に興味や関心を持った30~50才代の人たちが新たに研究会に加入し、世代を超えて真剣に議論をたたかわす姿に喜びを感じます。
また、子ども向けのワークショッププログラム「CAMP発明ワークショップ」で最後の成果発表時に、子どもたちが「生物の○○の機能をヒントにして、このようなものを発明しました。」と誇らしげに説明するのを聞くのは遣り甲斐と喜びを感じます。

・出版活動
① 『図解でわかる等価変換理論―技術開発に役立つ70のポイント』等価変換創造学会編 
日刊工業新聞社 四六版並製 162ページ 定価(本体価格2,200円+税)
②『創造性についての対話―発想のしくみとトレーニング法 』松木 暉著 
リバネス社 四六版並製 257ページ  定価(本体価格1,500円+税)

・通信教育講座の開講 日本技能教育開発センター(JTEX)発行 www.jtex.ac.jp
『身近なものから学ぶものづくりのヒント』A21 2か月コース 上坂 且著
http://www.jtex.ac.jp/A-21.htm
『ものづくりの「アイデア自由自在」』A22  2か月コース 上坂 且著
http://www.jtex.ac.jp/A-22.htm
・外部機関・組織との連携
SCSKグループの社会貢献活動CAMP(Children’s Art Museum &Park)「CAMP発明ワークショップ」の共同開発と普及展開
http://www.camp-k.com

今後の夢と目標を教えてください

インターネットの進展によって今後ますます多様化が進む環境下で、日本の社会人や子ども達の世代が豊かに生きていくことを願いたい。そのために、彼ら自身が自らの頭で考え行動し創造的に生きる知恵が身につくように、サポート役として過去から受け継いだ蓄積を未来に向けて展開し発展させる方法論「等価変換創造理論」をわかりやすい方法で普及させたい。
・今後は、子ども向けの創造性発現に寄与する「絵本」や「とうかカード」のシリーズ化を推進するとともに、創造性開発に関心をもつファシリテーターや社会人向け「等価変換創造理論」の指導員の認定者を増やしていきたい。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

・幼児から低学年対象のグループ活動において、創造性に興味関心のある機関・組織と交流し、創造性発揮の方法やプログラムを普及させることによって、将来の日本発イノベーターの育成に寄与したい。
・具体的には「異なるものの中に潜む同じもの(仕組み・はたらき)を見つける」「等価性の発見」ゲームやワークショップを展開していきたい。
*普及手段としてパソコン・スマホ・タブレット等のコンテンツソフト、動画、Eラーニングなどボランテイア開発者のサポートをお願いしたい。
・興味関心ある方は、大阪(堂島)・東京(新宿)で毎月開催の「等価変換創造学会」にオブザーバーとして参加し、研究会の活動の雰囲気を感じていただきたい。

取材者のコメント
古川勇樹 日本発の実践的創造論、等価変換創造理論の普及に努めるこの団体。ただ闇雲に大勢をターゲットにして普及活動をするのではなく、考えを正確に伝えるために、年代別にセミナーやワークショップ、絵本やとうかカードなどのさまざまなアプローチで普及に努めているのがこの団体の特徴と言えるだろう。
団体・プロジェクトの概要
代表者 本馬 達夫
住所 大阪府枚方市東香里南町38-11
TEL/FAX 072-852-2448
お問い合せ http://www.jcdc.jp/%E3%81%8A%E5%95%8F%E3%81%84%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B/
URL http://jcdc.jp/