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公益財団法人 日本ユニセフ協会

東京都

60周年を迎える、日本で唯一のユニセフ代表組織

団体名・プロジェクト名

公益財団法人 日本ユニセフ協会

公益財団法人 日本ユニセフ協会の写真

活動エリア 日本国内
ジャンル 国際協力 

主な受賞歴や実績

世界190の国と地域で活動するユニセフ(国際連合児童基金)の国内委員会として、日本ユニセフ協会は、日本国内にてユニセフの活動を支えるための募金、広報、アドボカシー活動をしています。

この活動について教えて下さい

日本ユニセフ協会は、ユニセフ本部との協力協定に基づき活動する、ユニセフ国内委員会の一つです。ユニセフ国内委員会は、現在先進国を中心に、日本を含めた36の国と地域に設置されていて、各国・地域において、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。

世界では、約5秒にひとり、5歳に満たない子どもが亡くなっています。その他にも、貧困のために学校に通えず働かざるを得なかったり、紛争下で誘拐されて兵士になることを強要されたり、まだ幼いうちに結婚を強いられたりと、世界には、苦しい立場に立たされている子どもたちが多くいます。

「世界のどこに生まれても、すべての子どもがその権利を守られ、もって生まれた可能性を十分に伸ばしながら成長できるように・・・」日本ユニセフ協会は、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しているユニセフの活動を支えています。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

第二次世界大戦後、戦争のために親や家を失い、厳しい暮らしを強いられていた子どもたちが多くいました。こうした子どもたちを、国籍に関係なく、すぐに助けようと1946年に設立されたのがユニセフです。その後、ユニセフは緊急支援だけでなく、子どもの生存と健やかな発達を支える社会開発支援を行うようになりました。日本も、1949年~1964年まで15年間にわたって、学校給食用の粉ミルクや医薬品など、当時の金額で65億円にのぼる支援を受けました。

一方で、日本ユニセフ協会が設立したのは1950年のことです。その1年前、当時のユニセフ駐日代表部では、日常の職務に追われ、日本全国から数多く寄せられる支援に対する礼状などの整理まで手が回っていませんでした。その業務を助けるためにユニセフ代表部に集まったのが、ボランティアの女性達。数カ月間の奉仕を経て、今後もユニセフ支援を継続したいと創設した任意団体が、その後財団法人化され、2011年には公益財団法人となり、今年60周年を迎えました。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

世界各国のユニセフ現地事務所から、支援を受けた子どもたちの笑顔の写真とともに報告が届くときに、大きな喜びを感じます。ユニセフの活動は、多くの支援者の方々のあたたかなご協力によって支えられていますので、日々お寄せいただくみなさまのあたたかな気持ちに応援されながら、世界の子どもたちのために活動できることに、深く感謝しています。

今後の夢と目標を教えてください

2015年は、ユニセフ創立70周年、日本ユニセフ協会60周年の年となります。
ユニセフは最も困難な立場にある子どもたちを支援するため、常に最善を尽くし、活動を続けています。これまでの活動のひとつの成果として、5歳の誕生日を迎えることなく亡くなる子どもの数は着実に減りました。その数は、1990年には1,270万人でしたが、2015年には約600万人とほぼ半減しています。

しかし、まだ支援を待っている子どもたちが多くいます。ユニセフは、今後も、最も貧しく、支援を必要としている人々を重点的に支援することで、さらに多くの命を守ることを目指しています。日本ユニセフ協会は、そのユニセフの活動を支え、一層の努力を続けてまいります。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

ユニセフの活動は、ユニセフ募金をはじめとする皆様からのご協力によって支えられています。ユニセフ募金のほか、外国コイン募金やユニセフ支援ギフトによるご協力、また、ご参加いただけるイベントの情報などもあります。下記ページにて詳しくご紹介しています。http://www.unicef.or.jp/cooperate/ 

また、日本ユニセフ協会は、ホームページの他にも、Facebook、Twitter、LINEでも、世界の子どもたちの日常や、ユニセフの活動の様子を伝えています。
www.unicef.or.jp/ Facebook/ Twitter/ YouTube/LINE
ぜひ、みなさまのご関心をお寄せいただけますと幸いです。

取材者のコメント
古川勇樹 日本ユニセフ協会の設立は1950年と聞いて驚いた。終戦間もない時期、みな日々の生活で一杯いっぱいだったのではないだろうか。その中でも、ボランティアでユニセフの業務を手伝いたいと思う人たちがいたということから、当時の日本の人々にとって、ユニセフからの支援がどれほどありがたいものであったのか、推察できる。また、東日本大震災の直後にも、日本はユニセフから子供の心のケアなどの支援を受けた。現在、日本は支援する側であることが多いが、それは、これまでに世界の国々に助けられてきたものを、助け合いの循環を通してお返ししているのだと思った。
団体・プロジェクトの概要
代表者 会長 赤松良子
住所 東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
TEL/FAX TEL:03-5789-2011   FAX : 03-5789-2032
URL http://www.unicef.or.jp