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NPO B-Net子どもセンター

東京都

大学生と地域の人がつくる子供の居場所

団体名・プロジェクト名

NPO B-Net子どもセンター

NPO B-Net子どもセンターの写真

活動エリア 酒々井町とその周辺の地域
ジャンル その他 教育・学習支援 

主な受賞歴や実績

印旛郡市生涯学習振興大会 表彰

この活動について教えて下さい

主な活動は毎週木曜日に活動している「B-Net子ども教室 アッタくん」という活動です。これは、放課後に子どもたちが安心して遊べる場所が少なくなっていることから、放課後の子どもの居場所を作ろうという活動です。毎週35名以上の子どもたちが放課後に私たちの活動拠点であるB-Net子どもセンターにきて、宿題をしたり、外で遊んだりとそれぞれ自分がやりたいことをして遊んでいます。特徴としては、それぞれがやりたいことをできる場であり、異学年・異年齢同士、また地域の方々や順天堂大学の学生といった幅広い世代間での交流ができるという点です。

また、月に一度イベントを開催しています。田植え・稲刈り・収穫祭といった自然体験イベントやキャンプ・星空合宿といった宿泊体験イベント、また、B-Net子ども夏祭りという子どもたちが夏祭りを企画し創り上げていく、ここでしか経験できないようなイベントをおこなっています。

これらの活動を通して子どもたちに生きる力を育んでほしい、思いやりを持って人と接し、人間関係を形成する力を養ってほしいという想いを持って活動をしています。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

以前から地域イベントの企画・運営に携わり、地域の異年齢層との交流に意義を感じていた順天堂大学生の3人が、1998年4月、大学の隣町である千葉県印旛郡酒々井町に、「町民活動の館 Broad Network (広域なつながり)」を開設。大学キャンパスから飛び出して、町内の一軒家を活動拠点としました。そのとき、メンバーで立てた活動の柱は「町民いきいき、商店街いきいき、子どもいきいき」でした。

そして1999年5月に文部省委嘱の「子どもセンター事業」を始めたことから「B-Net子どもセンター」となり、さらに2001年3月には、NPO(特定非営利活動)法人の認証を受け、「NPO B-Net子どもセンター」となったのです。運営スタッフは現役大学生や地域の方たちで構成され、時間と気持ちを持ちよって様々な活動を展開しています。若者が多いだけに事業の運営がユニークで、これまでにみられなかった運営を楽しんでいます。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

私がB-Net子どもセンターに初めて来たときは、それまで子どもと関わることがあまりなかったので子どもたちとどう接してよいものかわからず苦労しました。しかし、いつの日か、子どもたちと自然に話せるようになり、今では悪いことをした子どもを叱れるようにもなりました。また、話をして子どもが分かってくれた時などは特に自分の成長を感じ、継続して活動をしてきて良かったとおもいます。

しかし、一番やりがいを感じる点は、やはり子どもたちの成長を間近で見ることができる点です。私が入学してきたときに一緒に入学した子どもは今では4年生になって、弟や妹、または下の学年の子どもたちの面倒を見てくれるようになっています。いつの間にかこんなに成長していたのか、と思うときが度々ありその度に感動しています。そんな子どもたちの成長をみることができるこの活動は私にとって、とても幸せで喜びを感じるものです。これまでB-Net子どもセンターを継続・発展させてきたくれた歴代の先輩方にも感謝をし、これからもB-Net子どもセンターを継続・発展していけるよう、努力していきたいと思います。

今後の夢と目標を教えてください

私たちの現在の活動は酒々井町という小さな町での活動となっています。町の子育て支援、町づくりを今まで以上に推進し、B-Net子どもセンターが町を盛り上げられるような大きな役割を担えるようになるとよいと考えます。そしてさらに活動範囲を拡げ、より多くの子どもたちが集えるような場になればよいと願っています。私たちの一歩は小さいものかもしれません。しかし、その積み重ねで酒々井町の誰もが安心して楽しく生活できるような町になればよいと思い、日々精進していきたいです。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

B-Net子どもセンターは順天堂大学の学生と地域の方々によって構成されたNPO法人です。大学生が主体となって活動していて元気と笑顔が溢れる活動が日々行われています。活動に参加する学生は皆、子どもが好きであったり、将来教員を目指す者であったりと、やる気に満ち溢れていますが、まだまだ未熟者であり、至らない点は多々あります。それでも地域の方々に協力していただき、日々努力しています。是非、B-Net子どもセンターに関わっていただき、私たち大学生にお力をお貸し頂けたらと思います。共に酒々井町を盛り上げましょう!!

取材者のコメント
古川勇樹 核家族化が進み、家族や先生以外の年上の人たちと接する機会があまりないまま育つ子供たちが増えている。また、大学生は、数年で地域を出て行ってしまい、なかなか地域の人々に関わろうとは思わないのではないだろうか。だから、この団体が、大学生が主体となって地域の人々と一緒に子供のための活動をしていると伺い、とても素敵なことだと思った。大学生、地域の人々、子供たち、と異なる世代の人々が交流し協力しながら、自然とお互いから刺激を受けることで、多様な価値観と広い視野を持った若者や子供たちが育っていくのだろうと思った。
団体・プロジェクトの概要
代表者 村川晃紀(むらかわこうき)
住所 千葉県印旛郡酒々井町酒々井898-7
TEL/FAX TEL:043-496-6353  FAX:043-496-6327
お問い合せ b-netkodomo@center.email.ne.jp
URL http://www.b-net.or.jp