NPO法人新発田市手をつなぐ育成会

この活動について教えて下さい

知的障がいのある我が子が、生まれ育った地域で安心して暮らしていけるように、市のさまざまな委員会に委員を派遣して、行政との連携を図っています。また、障がいのある本人たちの余暇活動や自助・仲間作りのための活動を支援しています。余暇活動では、太鼓、よさこい、絵手紙の各クラブ活動を運営しています。本人の自助活動では、「スマイル」という会において本人たちが、年間行事予定等を立てて会を運営する手助けをしています。

どうしてこの活動をはじめたんですか？

昭和33年に設立された会です。当時は地元の小学校に特殊学級ができたばかりの頃で、周囲の人たちの差別意識も激しく、親御さん達もご苦労されたと聞きます。現在のように福祉も充実していなかったため、親同士が結束して子ども達の居場所として作った作業所もいくつかあります。また、市に対して陳情を続ける中で、行政からもご理解をいただき、現在では各種の委員を出し、まちづくりへの提言をさせていただく団体として、認知していただいています。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

知的障がいのある本人たちの成長を感じたときです。会を通じて仲間ができ、積極的に物事に取り組んだり、生活の中で楽しみを見つけている姿にとても励まされます。また、社会の中で、大切な存在として扱っていただいたときが、とてもうれしい瞬間です。

今後の夢と目標を教えてください

知的障がいのある人たちは素直、真面目、誠実など、多くの美点を持っている人が多く、人として尊敬できる要素をたくさん持っていることを感じます。彼らのそういった部分をたくさんの人に知ってもらえたらと思います。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

行事の際など、ボランティアを募集しています。
手芸等、お得意な分野で、講習してくださる方も大歓迎です。
よろしくお願い致します！