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特定非営利活動法人 アフリカ支援 アサンテ ナゴヤ

東京都

ケニア奥地の村で無料の医療キャンプ、衛生面の改善にも取り組む

団体名・プロジェクト名

特定非営利活動法人 アフリカ支援 アサンテ ナゴヤ

特定非営利活動法人 アフリカ支援 アサンテ ナゴヤの写真

活動エリア ケニア、愛知県、名古屋市
ジャンル 医療・福祉 国際協力 

主な受賞歴や実績

2009年ケニア/ゲム・イースト村 リサーチの旅
あいちモリコロ基金(初期活動)助成事業 
ケニア/ナイロビ キベラスラム マゴソスクールへの学用品・備品支援
2010年 ケニア/ゲム・イースト村 第1回無料医療活動
2011年 あいちモリコロ基金(展開期)助成事業
ケニア/ゲム・イースト村 第2回無料医療活動
2012年 あいちモリコロ基金(展開期)助成事業
ケニア/ゲム・イースト村 第3回無料医療活動
2013年 あいちモリコロ基金(展開期)助成事業
ケニア/ゲム・イースト村 第4回無料医療活動
2014年 ケニア/ゲム・イースト村 コミュテイセンター完成
ケニア/ゲム・イースト村 第5回無料医療活動

この活動について教えて下さい

アフリカの貧しい地域に住む人々が、健康な生活を営めるように医療支援・教育支援・自立支援を行うとともに、国内でも情報発信活動を行っています。主な活動としては、ケニア奥地・ビクトリア湖近くの農村ゲム・イースト村において、無料医療キャンプを実施し、現地NGOと連携してHIV/AIDS予防啓発活動をしています。

ゲム・イースト村は電気・水道・交通手段がなく、保健医療の恩恵からも隔絶されているような農村ですが、子ども達の笑顔が素敵な緑豊かな所です。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

当NPOの設立以前からメンバーの一部がケニア/ナイロビのスラム地区で無料医療活動をしていました。継続することによってHIV抗体検査の陽性率が下がってきたという実績があります。

私達はある方の紹介で現在の活動地のゲム・イースト村を知ることになり、2009年にリサーチの旅に出ました。その地は緑豊かな桃源郷のような所ですが、ケニア国内の中でもHIVの感染率が高い地域であり、現地のNGOの人達の医療を求める熱意により、その地で無料医療活動をすることにしました。

その後、私達は現地のNGO、RUNELDとの信頼関係を築きつつ活動を続けてきました。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

毎年9月の連休の頃に行われる無料医療活動には医師・歯科医師・看護師・鍼灸師などの方々と約20名の医療チームを編成して現地に赴くのですが、キャンプの開催される5日間は遠くから徒歩で集まる住人の人達が朝早くから並んで待っています。

その光景を見る度に、私達は現地の人達が医療キャンプに寄せる期待感と自分達の緊張感を感じます。そして治療後、皆さんの嬉しそうな顔を見て、来てよかったなとつくづく感じます。また、毎年医療キャンプを手伝ってくれる現地のNGOの人達や、笑顔が素晴らしくとても人なつこい子ども達との再会も嬉しいものです。

私達は現地のRUNELD、特に現地のまとめ役の方との信頼関係を築き、現地と丁寧にやり取りをしながら支援活動を続けてきました。日本の支援者の方々への情報公開にも努めています。このような顔の見える支援を続けることができることにとても遣り甲斐を感じています。

今後の夢と目標を教えてください

私達はこれまでに現地のNGOの人達との信頼関係を築き上げ、2014年にはコミュニティセンターを完成し、2015年にはこのコミュニティセンターを医療施設に昇格させるための第1歩として、クリーンな水を供給するための深井戸の掘削を進行中です。これらは多くの方々からの募金により可能となりました。この事業を遂行できるのは現地に私達が信頼できる人達が存在し、一方で私達NPOを支えてくださっている支援者の方々が沢山いらっしゃるおかげです。
  
今後は現地と協力してコミュニティセンターがハードだけでなく、現地の医療関係者の確保というソフトの部分が整い、現地が保健医療の分野で自立できるような支援をしていきたいと考えています。
  
また、この地域にはHIV感染率の高い地域で是非応援をしたい村が他にもあります。ゲム・イースト村と同じことはできないかもしれませんが、そんな村の支援も何らかの形でできればと思っています。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

私達の活動は、ケニアでの医療活動が中心ですので、一般ボランティアとして活動していただく機会が少なく、申し訳なく思っています。でも国内でも、名古屋が中心となりますが、毎年キャンプの報告会と講演会、7月には愛知サマーセミナーで講座も担当していますので、その時に参加あるいは受付のお手伝いなどしていただけると嬉しく思います。

私達にとって何より嬉しく思うのは、私達の活動を知っていただき、私達を応援していただくことです。是非、下記のホームページをご覧いただき、会員あるいは賛助会員になっていただければ幸いです。何かご質問がありましたら、下記のメールアドレスあるいは電話でアクセスなさってください。ご連絡お待ちしています。
  

取材者のコメント
古川勇樹 日本から遠く離れたケニアの奥地の農村で、日本の法人が定期的に医療キャンプを開いていると聞き、現地の人々と何かのつながりができたような、不思議な気持ちになった。医療キャンプが定期的に行われ、井戸の掘削できれいな水が利用できるようになるなど、確実に衛生や健康の面で改善が進んでいるという実績を伺って、うれしい気持ちになった。物理的に離れていても、この団体のように実際に足を運んで、現地の人たちと顔を合わせて活動する人たちがいることで、応援したいという気持ちがあれば遠く離れた人たちにも届けることができるのだと感じた。
団体・プロジェクトの概要
代表者 石川 佳子
住所 名古屋市東区葵1-25-1 ニッシンビル906号
TEL/FAX 052-933-1588(受付時間:平日10:00~19:00)
お問い合せ africa@asante-nagoya.com
URL http://asante-nagoya.com