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特定非営利活動法人ニランジャナセワサンガ

東京都

インドの教育を様々な視点から支える

団体名・プロジェクト名

特定非営利活動法人ニランジャナセワサンガ

特定非営利活動法人ニランジャナセワサンガの写真

活動エリア 北インド・ビハール州
ジャンル 国際協力 教育・学習支援 

主な受賞歴や実績

2015年1月 「第8回かめのり賞」 受賞
2014年9月 インド中央政府 ガヤ市局 スコートアンドガイド部 発行
「ベストティーチャー賞」受賞

この活動について教えて下さい

ニランジャナセワサンガは、北インド・ビハール州に暮らす子どもたちと村びとたちを支援する日本のNPO法人です。3つの学校・孤児院・診療所などをすべて無償で提供しています。これらの活動は、現地NGO「ニランジャナトラスト(Niranjana Public Welfare Trust)」によって運営されています。トラストは、当時18歳だったシッダルタ・クマルによって創設され、周辺の村々の子どもたちをあつめてニランジャナスクールから始まりました。自分が生まれ育った村の貧困解決のために、未来を担う子どもたちへの教育が何よりも必要だと考えました。そこで、以下の活動を行っています。

学校プロジェクト(ニランジャナスクール)】
1998年創設。ブッダガヤ周辺の17の村々から最貧困層の子どもたちを集め、13年間の教育を無償で提供しています。教育理念は『compassion
and reality of life(思いやりをもって)、よりよい人生を歩むこと)』。3つの学校には約800名が勉強しています。

【孤児プロジェクト】
親がいなかったり、親に障害があったり、きょうだいが多くて育てられないなどの理由で、家庭で生活していくことが困難な男児25名が孤児院にて集団生活を送っています。
※周辺の村々には、今もなお100名以上の孤児がいます

【無料診療所】
週に2回、旧校舎にてボランティア医師が村びとを診察しています。患者は1日20~30人、多いときは100人以上。雨季に、川が増水して渡れないなど交通手段が限られ、来られない患者もいます。(受診料はRs20ですが、特に貧しい患者からは受け取っていません)

【スジャータアシュラムプロジェクト】
裁縫技術を通した女性の自立支援を目的に、2008年スジャータ村とバサリ村でスタート。スジャータ村と合わせて、現在の生徒数約75名。針刺繍や足踏みミシンを使った製品の生産を行っています。
孤児院の一角で実施していましたが、2012年11月より、スジャータ村にセンターを設立し、スジャータアシュラムと題してより本格的に、裁縫教室、読み書きのできない女性のための識字教室、フェアトレード商品生産を行っています。
製品は、日本のサポート団体「nimai-nitai(ニマイ・ニタイ)」「チーム ピース チャレンジャー」より購入可能です。
*nimai-nitai(ニマイ・ニタイ) http://www.nimai.jp/
*チーム ピース チャレンジャー http://peace3hse.com/

【インド植林プロジェクト】
荒れ地化、砂漠化が進む大地に水と緑と森を取り戻そうと、2012年に始まったのがこのプロジェクト。ゴンガリヤ村の7エーカーの土地に、1922本の植林と、有機農業もあわせて行うことによってアグロフォレストリーを実現しています。またマンゴー、プラム、ハーブ類など収入になる木々を育てることにより、将来的なトラストの自立運営の一助とすることを目標としています。

【奨学金プロジェクト】
ニランジャナスクールの卒業生を中心に、村の若者から高校・大学に進学する学生を応援するために、優秀な学生に学費の一部を支給しています。毎年平均10名~15名を支援しています。

【コンピュータ教室】
村の若者を対象に、職業訓練を目的として始まったプロジェクト。半年かけてコンピュータの成り立ちから基本的なソフトウェアの使い方、インターネットやメールのやり方を学びます。これまでに200名以上が受講しています。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

代表の山中が2003年、初めてインドを訪問し、たくさんの物乞いの子どもたちに囲まれて胸が痛くなっていたさなか、ブッダガヤにて偶然シッダールタクマルに出会い、マザーテレサの意思を受け継いで無償の学校を設立して懸命に活動する様子に共感し、活動を支援する日本の団体を立ち上げたことがきっかけです。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

子どもたちが眼を輝かせて「学ぶ」光景は、何にも代え難い喜びです。本来、貧しくても等しく教育を受ける権利があるのですが、インドでは教育格差が広がる一方で、特に遅れをとっているビハール州の子どもたちに、労働をやめて、学校で友達と一緒に学び、遊ぶという「貴重な子ども時代」を過ごしてほしいと願っています。

今後の夢と目標を教えてください

ビハール州、ブッダガヤ周辺のすべての子どもたちが、学校に通えるようになること、そして基本的な生活が保障され、それぞれの将来の夢を叶えるチャンスを掴むことです。
裁縫技術やIT教室などを通じて職業訓練を行っていますが、これらはすべて、子どもたちの就職につなげることをねらいとしてます。
同時に、10年後、寄付に頼らずに学校・孤児院・無料診療所を運営する、現地自立運営を目指しています。


この活動に参加してみたいと思う人にひと言

セワサンガは、「それでも世界は変わる。まずは私から。」をモットーに、ひとりひとりが個性を発揮し、できることを中心に楽しく活動しています。
具体的には、以下のボランティア・支援者を募集しています。
・学生インターンシップ
・運営事務局スタッフ
・運営事務局ボランティアスタッフ
・学費支援
・孤児の里親支援
・イベント運営チーム

資料請求・お問い合わせなどございましたらお気軽にご連絡お待ちしています!

取材者のコメント
古川 勇樹 子供が学ぶことが出来るのはあたりまであるという考え、それが日本に生まれ育ったからこその考えなのだと考えさせられるものだった。子供が学ぶことが出来る環境にしようとインドの教育を支え、インドという国を作っていく人々を支えるために、様々な方法から支援している団体である。教育という場を提供するために、子供から大人、男女といった幅広い人々に学ぶ機会を作り、医療などの面からも支えている。学ぶ環境を作るためにただ単に、学ぶ場の提供だけにとどまらずに支援していくのはインドという地域の状況を見て考え、行動しているものである。
団体・プロジェクトの概要
代表者 代表理事 山中章代
住所 大阪市西区北堀江1-3-7 倉商ビルB1F 菜食インドレストランShama内
TEL/FAX TEL 070-5264-4880 FAX:06-6536-6669
お問い合せ info@npws.org
URL http://www.npws.org/jtop.html