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老いの工学研究所

東京都

全ての世代へ向けた高齢社会を変える活動を!

団体名・プロジェクト名

老いの工学研究所

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活動エリア 全国
ジャンル その他 

主な受賞歴や実績

高齢者が長寿に価値を感じ、最期まで充実して生きるために大切なことを見い出し、提言するとともに、次世代が年をとることを恐れず、むしろ楽しみにできるような社会の実現に貢献できるようにモニター会員の皆様を対象に、アンケートやインタビューなどの調査・分析活動に取り組んでいます。

この活動について教えて下さい

約1万2千名、平均年齢72歳のモニター会員の皆様を対象に、アンケートやインタビューなどの調査・分析活動を行っています。高齢者が長寿に価値を感じ、最期まで充実して生きるために大切なことを見い出し、提言するとともに、次世代が年をとることを恐れず、むしろ楽しみにできるような社会の実現に貢献したいと考えています。
●情報誌「よっこらしょ」の発行
モニター会員や、当研究所の活動に協力をいただいている企業・団体の皆様を対象に、年に4回、情報誌を発行しています。名称の「よっこらしょ」は、高齢者が持つ知恵やノウハウを社会に提供すべく、力強く立ち上がる姿をイメージしたものです。当研究所の調査結果のほか、高齢になっても活き活きと活躍しておられる著名人の方のインタビューを掲載しています。(林家木久扇さん、三浦雄一郎さん、鳳蘭さん、君原 健二さん、榛名由梨さん、市田 ひろみさんなど)

●わくわく広場
豊富な知恵や経験、多様な感性・意見を持っておられる高齢者の皆様に大いに発信をしていただくべくエッセイ・コラム、俳句、短歌、川柳の作品を募集し、ホームページ内の『わくわく広場』に掲載しています(2015年7月より)。会報誌「よっこらしょ」にも掲載します。

●超高齢社会を考える次世代会議
当研究所の調査結果や知見を踏まえながら、若い世代の視点で、超高齢社会を『誰もが老いを恐れず、むしろ楽しめ、憧れるような活力のある社会』にするための議論・提言を行うための会議です。現在は、フェイスブック内のグループで、議論を行っています。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

高齢者は弱者であり守り支えなければならない、高齢者は非生産的でお荷物だ、といった一方的で実態を踏まえない見方をする人たち、老いをネガティブにしかとらえられず、老いや死に向き合えない人たちがあまりに多くいます。このような現状では、超高齢社会が明るく活気あるものになるのは、難しい。
高齢者は、実に多様で、伝えるべき知恵やノウハウも持っており、従って当然、社会的な役割が大きいということを広く社会で共有する必要があります。もちろん要介護状態になり支えなければならない人もいますが、それは少数派であり、多数の健常高齢者、優れた能力を持つ高齢者に焦点を当て、そのありようや役割を見出すことこそ、現在の重要課題であると考えたからです。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

アンケート調査では、いつも1,000~2,000の回答が返ってきます。その回答用紙には、ビッシリと意見や想いが書かれていることも少なくありません。激励のお葉書をいただくこともあります。そんな、私たちの活動に共感いただいている人の多さを実感するときです。
賛助会員の企業の方から、高齢者向けのマーケット開拓や商品開発、プロモーションなどの相談を受けます。そんなご相談にお応えできたときも、喜びを感じます。

今後の夢と目標を教えてください

当研究所の理念である『誰もが老いを恐れず、むしろ楽しめ、憧れるような活力のある社会の実現』に向け、一歩一歩進んでいくこと。
まずは、老いや死にしっかりと向き合って考え、活力ある超高齢社会を一緒に創っていける仲間を、世代を問わず増やしていきたいと思います。そうして、高齢者の多様な実際を広く社会へ浸透させ、高齢者のあるべき姿、果たすべき役割、超高齢社会を活気づける施策などについて積極的に発信していきたいと考えています。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

当研究所の調査にご協力いただける方は、ホームページから、モニター会員へご登録ください。(年齢不問、登録無料)
超高齢社会を元気にしたい方、そのほか高齢者問題に関心のある方は、「超高齢社会を考える次世代会議」(フェイスブック内)にご登録ください。
当研究所の活動を支援いただける企業・団体の方のお問い合わせも、お待ちしております。

取材者のコメント
古川 勇樹 高齢化社会である日本において、高齢者であることをマイナスに捉えるのではなくプラスに考える活動は今後ますます重要となるだろう。この活動により、現在の高齢者だけでなく、今はまだ若くても。これから歳を重ねる人々にとっても将来を明るく考えることが出来る高齢化社会を作ってほしいと考えている。この様な活動が幅広い世代が生きていく為に必要となるのだ。ネガティブな面が捉えられがちな高齢化社会というものを考え、歳を重ねることをポジティブに考えることが出来るようになる社会が実現することを期待したい。
団体・プロジェクトの概要
代表者 西澤 一二
住所 大阪市中央区伏見町四丁目2番14号
TEL/FAX
URL http://oikohken.or.jp/index.php