HOME > プロジェクト・団体の紹介 >NPO法人Japan Hair Donation & Charity

NPO法人Japan Hair Donation & Charity

東京都

病気やケガで失った髪に、無償ウィッグで子どもたちに希望を与える活動

団体名・プロジェクト名

NPO法人Japan Hair Donation & Charity

NPO法人Japan Hair Donation & Charityの写真

活動エリア 日本全国
ジャンル 医療・福祉 

主な受賞歴や実績

住友生命保険相互会社「未来を強くする子育てプロジェクト」未来賞
近畿労働金庫「近畿ろうきんNPOアワード」大賞
大阪商工信用金庫 大阪商工信金社会福祉奨励賞
丸紅基金

この活動について教えて下さい

皆さんから『髪の毛』を寄付して頂き、その髪の毛を使って病気やケガなどが原因で髪になんらかの悩みを抱えている18歳までの子ども達にフルオーダーのウィッグを無償で提供しています。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

この活動を始めたきっかけは、美容師3人が自分たちのサロン(THE SALON)を立ち上げる際に「美容師という仕事が社会で新しい役割を果たせないか」と考えたことがスタートです。

欧米では ”ヘアードネーション” は、かなりポピュラーなボランティアです。
しかし、日本では髪の毛のプロである美容師にすら認識されていない状態でした。(2008年設立当初)美容師の仕事は、髪の毛があるからこそ成り立っています。だからこそ髪の毛を使って恩返しできないかと考えました。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

ウィッグを受け取った方の笑顔を見たときです。
それまで鏡の前に立つのさえ躊躇していたお子さんがウィッグのカットが進むにつれ、だんだん笑顔になりキラキラした目で鏡の中の自分を見つめています。
「帰りにヘアアクセサリー買って帰ろう!」と話している満面の笑顔で、こちらまで笑顔にさせられます。

今後の夢と目標を教えてください

私たちの理想とする社会は、必ずしもウィッグを必要としない社会です。病気や事故で髪を無くしても、クラスメートから奇異な目で見られること無く、これまで通り友だちとして接してくれる、そんな仲間や友だちがいる学校。ウィッグを身につけなくても、電車の中でジロジロと見られない社会。色んな髪型が個性として認められている様に、“髪が無い”ことも1つの個性として受け入れられる、そんな成熟した社会を目指して、微力ながらも活動を続けて行こうと思っています。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

ヘアードネーションは老若男女、どなたでもできるボランティア活動です。
皆様のご協力よろしくお願いいたします。

取材者のコメント
古川勇樹 人の外見というのは、生きて行く上でQOL向上には重要な意味がある。病気や事故で髪を失くした子どもたちにとって髪がないということで生活の質が落ちてしまうということは、学校などの狭いコミュニティで生きている年代の子どもたちにとっては深刻な事態だ。本来なら髪がないということで引け目を感じる必要はないのだけれど、どうしても好奇の目にさらされて辛い思いをする人は少なからずいるわけである。色々な髪型があるように、髪がないことも個性であるが、まだそれを受け入れられるような世の中にならない限り、この団体の活動意義があるのだと思われる。
団体・プロジェクトの概要
代表者
住所
TEL/FAX
URL