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特定非営利活動法人じゃっど

東京都

ラオスの子どもたちに衛生環境と教育環境を作る活動

団体名・プロジェクト名

特定非営利活動法人じゃっど

特定非営利活動法人じゃっどの写真

活動エリア ラオス人民民主共和国
ジャンル 国際協力 教育・学習支援 

主な受賞歴や実績

2005年 西日本国際財団アジア貢献賞
2007年 MBC賞

この活動について教えて下さい

ラオスの学校保健の支援をしている団体です。教師への健康教育、子供たちへの健康教育、学校設備、教材の充実を3本の柱として支援しています。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

初代代表が夫(現理事長)のラオス赴任時に学校を見学し子供たちの教科書、ノートが無い。教室の床が無い。トレイが無い。水が無い状態を見て驚き、ラオスの医師たちに教育の現状を聞きました。ラオスの医師たちと話し合い、ハード面、ソフト面とも不足しているが、まずはソフト面を特に医師としては保健衛生に関するソフトの充実を図ろうということになりました。ハード面も教室よりもトイレ建設をしようと決めました。この時からラオスの医師たちとの協働が始まりました。帰国後、地元・川内市の青年会議所等のメンバーに話したところ、「何とかしようよ」「じゃっど(同意の意)」「じゃっど」と声が上がり支援がひろがりました。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

現地の子供たちが絵本など教材で学んでいるときです。日本の学生のためスタディツアーを行っていますが、現地の子供たちと仲良く交流しているのを見るときです。また村の人たちが援助を待つのではなく、自分たちで校舎を建てたり井戸を掘ったりしています。その自主的な活動を見るときです。

今後の夢と目標を教えてください

“じゃっど”の作った「衛生の歌」や「きれいな水はどこ?」紙芝居とDVDを“じゃっど”の活動地域以外でも耳にし、目にすることが増えてきました。学校保健も国の教育カリキュラムに入りました。
「細く長く緩やかに」拡大より継続を目指して、学校保健活動に集中してやってきましたが、活動も20年を超え、現地でも日本でも会員が高齢化しました。「発展的撤退」ができるために、ラオスや日本の若い人たちに、引き継ぐことができたらと思います。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

ラオスで実際の活動を見てみませんか。スタディツアーがあります。国内でも活動できます。事務局にメールをください。「じゃっど」におけるラオス人メンバーの存在は重要です。彼らが居なければ、「じゃっど」創設もなかったと思います。だからこそ、「指導」ではなく「協働」こそ基本であると考えます。本団体は専従スタッフがいません。国際協力の専門家も少なく、各自職業も多様です。効率的で継続可能な協力の形を考えるには、「熱いハート」だけでなく、「冷静なマインド」も必要です。

取材者のコメント
古川勇樹 日本では義務教育で当然のように子どもが学校教育を受けることができる。だがそれは恵まれた一部の先進国でのことで、発展途上国ではまだまだ学校教育まで手が届かない。国自体にその資金力がないことや、他に財政面で問題を抱えている状態では難しい。どの国の子どもたちにも学びの場があることが望ましいが、それは一朝一夕で叶うことではないだろう。教育を受けるための環境として子どもたちが教育を受ける場の衛生環境を整えることからスタートしたこの活動は、ラオスの教育現場にとって大きな一歩となるはずである。「協働」という言葉には、団体で活動されるメンバーが同じ目線でラオスの将来を見つめている熱く優しい方たちの意志が感じられる。
団体・プロジェクトの概要
代表者 理事長 帖佐 徹
住所 鹿児島県薩摩川内市神田町11番20号
TEL/FAX 0996-27-0193
お問い合せ info@jaddo.or.jp
URL http://www.jaddo.or.jp