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認定NPO法人 地球学校(特定非営利活動法人地球学校)

東京都

日本語を身に付け、“外国につながる子どもたち”が笑顔になる

団体名・プロジェクト名

認定NPO法人 地球学校(特定非営利活動法人地球学校)

認定NPO法人 地球学校(特定非営利活動法人地球学校)の写真

活動エリア 神奈川県(横浜市ほか)
ジャンル 国際協力 教育・学習支援 

主な受賞歴や実績

◆委託・助成を受けた事業 =「地球っ子教室」(外国人児童・生徒の日本語支援)
・キリン子育て公募事業(公益財団法人キリン福祉財団)
・かながわ子ども未来ファンド(認定NPO法人かながわ子ども未来ファンド)
・よこはま夢ファンド(横浜市市民活動推進基金)
・市民活動応援プログラム(パルシステム神奈川ゆめコープ)
・年賀寄附金配分事業(日本郵便)
・「生活者としての外国人」のための日本語教育事業 地域日本語教育実践プログラムA(文化庁)
・事業指定助成プログラム「エラベル」(公益財団法人かながわ生き活き市民基金)

◆受賞
2010年度パルシステム神奈川ゆめコープ 市民活動応援プログラム 運営委員会特別賞
http://www.palsystem-kanagawa.coop/news/2011/20110427_1.html

◆出演
2015年1月9日 J-waveで活動PR 
http://www.j-wave.co.jp/blog/tokyounited_sys/2015/01/tokyounited138990.html

この活動について教えて下さい

地球学校は、外国人に対して日本語の学習支援および多文化交流を推進し、広く国際協力の増進に寄与することを目的に活動しています。大人に対しては「日本語教室」で、ボランティア精神あふれるプロの日本語教師が低価格で良質の日本語レッスンを提供しています。子どもに対しては「地球っ子教室」で、毎週土曜日、夏休み・春休みに、無料・無償で日本語や教科学習の指導、支援をしています。

特に知っていただきたい事業は「地球っ子教室」です。日本語を母語としない子どもたちの支援を充実するため、以下の活動を行っています。
①教室開催:土曜教室・夏休み教室・春休み教室(約50回/年)
②教材作成:漢字教材・やさしい日本語書き換え教材
③イベント:漢字ゲーム大会“漢字王決定戦”・社会科見学
④研修:支援者対象「子どもの教え方を学ぶ」ほか

どうしてこの活動をはじめたんですか?

「みんなちがって みんないい。国をこえて、人と人をつなぐ」
今では日本に外国人が住んでいるのは当たり前になっていますが、人と人との交流には、共通の言葉が必要です。それが日本では日本語。日本語が上手になりたい!と思ったときの選択肢の一つとして日本語学校でもなく、無料のボランティア教室でもない、第3の道を自分たちの手で!という思いから2001年にNPOとしてスタートしました。「日本語教室」では、ボランティア精神あふれるプロの日本語教師が、低価格で良質な日本語レッスンを提供しており、今まで50カ国を超える約700人が利用しています。

2003年からは“外国につながる子どもたち”の日本語支援を行う「地球っ子教室」もスタート。子どもの場合、自分の意思ではなく親の都合で日本へ来ています。一日の多くの時間を過ごす学校生活では、日本語がわからないばかりに日々悪戦苦闘の連続です。言葉が違うせいで、授業がわからなかったり、クラスメイトに誤解されたりするからです。
「先生の日本語がわかる!」
「教科書の日本語がわかる!」
「友達の日本語がわかる!」
そうなることで、毎日の生活が笑顔に変わっていきます。わたしたちは、“外国につながる子どもたち”が笑顔になれるよう、自分の夢を実現できるよう、日本語で支えています。
子どもはやがて成長し、未来の日本社会を支える一人となるのです。

「外国につながる子どもたち」とは…
親の都合で来日して長期滞在する子どもたちはもちろん、外国人住民の定住化に伴い、日本生まれの子どもたちも増えています。子どもの国籍に関わらず、母語が日本語ではなかったり、母語が日本語であっても不十分な状況のまま育っている子どもたちです。設立当初は来日直後から3年以内の小中学生を対象としていましたが、現在では義務教育期間の小中学生や滞日期間や限定せず、小学校入学予定の幼児や、自国で中学を卒業後来日し日本の高校進学を目指す子どもたちへの支援も行っています。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

毎週土曜日に通ってくる地球っ子が「学校で日本人の友達ができたよ!」とか「学校で作文発表のメンバーに選ばれたんだ」と話してくれたとき。成長が感じられて嬉しいです。また、卒業したあと、ひょっこり訪ねてきてくれて「大学生になったよ」とか「社会人になりました」と、それぞれが自分の道をみつけて、久々に成長した姿を見せてくれたとき。続けてきて良かったと思える瞬間です。

今後の夢と目標を教えてください

「地球っ子教室」の目標は、子どもが自分の夢をかなえられるようなアシストができる教室。子どもたち自身が自分の将来を具体的に考えられるよう、自立して学習できるよう、関わっています。

「地球っ子教室」を必要とする子どもたちがいるかぎり、活動を継続することも大切な目標です。そのためには活動資金が欠かせません。現在、さまざまな形で寄付を募集しています。寄付は誰もが簡単にできる社会貢献です。“志金”をお待ちしています。

①アプリから寄付
漢字イベント【漢字王決定戦】がアプリになりました!ゲームはすべて無料で遊べます!選択すると100円~地球っ子教室の活動に寄付もできます。<寄付するDonate>
→ Google play アプリへ(スマホ、タブレット対応。アンドロイド版のみ)
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.keiso.kanjitest_ver2&hl=ja


②かざして募金から寄付も
③地球学校へ直接寄付 口座は↓
http://www.chikyu-gakko.org/kifu.php

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

短い期間であっても、子どもの成長を見るのは楽しいですよ。「育てる」ことの楽しさ、「育つ」過程に少しでも関われる幸せが感じられるボランティアです。無償のボランティアとしての参加のお願いですが、お金には変えられない経験をしてみませんか。

●<学生>サポート・スタッフ募集
夏休みと春休みの「地球っ子教室」を手伝ってみませんか。
今の学校教育を体験しているあなただからこそ伝えられることが、きっとあります。
子どもたちは年が近いお兄さんやお姉さんが大好きです。
子どもたちの勉強を見てあげたい人、子どもたちと時間をともに過ごしたい人、学生の方の参加をお待ちしています。

●<学生>日本語専攻スタッフ募集
大学で学んだ日本語教育論を現場で活かしてみませんか。
土曜教室では日本語教育を専門としている若い力を必要としています。
子どもたちに日本語を教えたい人、子どもたちの勉強を見てあげたい人、子どもたちと時間をともに過ごしたい人、学生の方の参加をお待ちしています。

●<一般>サポート・スタッフ募集
あなたにできることを活かしてみませんか。
子どもたちの勉強を見てあげたい人、子どもたちと時間をともに過ごしたい人、
まずは土曜教室の見学に来てください。

◆会員も募集中
http://www.chikyu-gakko.org/member/member_shurui.php

取材者のコメント
古川勇樹 言葉が分からないという問題は、生活全般に影響を及ぼすが、特に子供が両親等と離れて過ごす学校での時間は、学習面で授業が理解できなかったり、他の子供たちとうまく会話できなかったり、大変心細い思いをしているのではないだろうかと想像した。子供たちが本来の性格や本来の才能を発揮し、元気に前向きに日本での生活が送れるように、この団体の活動のような、子供を対象にした日本語の教室が広まって、必要とする子供たちみんなが通うことができるようになってほしいと思った。
団体・プロジェクトの概要
代表者 丸山 伊津紀(理事長)
住所 神奈川県横浜市栄区小菅ケ谷1-2-1 地球市民かながわプラザ
TEL/FAX
お問い合せ daihyo@chikyu-gakko.org
URL http://www.chikyu-gakko.org/