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NPO法人ベジカルチャーネットワーク

東京都

植物性食品だけで作るベジフードの可能性に注目!

団体名・プロジェクト名

NPO法人ベジカルチャーネットワーク

NPO法人ベジカルチャーネットワークの写真

活動エリア 都内や東京近郊
ジャンル 食・産業、漁業、林業 

主な受賞歴や実績

「東京ベジフードフェスタ」 年に1回、代々木公園で開催。これまで12年にわたり開催
「ベジフェス交流会」不定期で年に4~6回開催
「育ベジ会」不定期で年に4~6回開催

東京ベジフードフェスタ http://tokyo-vegefest.com

この活動について教えて下さい

ベジフードには「これ本当に全部植物性だけでできているの?」と思うような斬新なメニューが沢山あり、そこに肉や魚、卵、乳製品が入っていないという事実に驚くことが多くあります。例えば、ラーメン、ピザ、唐揚げ、お寿司、ケーキ、アイスなど、食をそそるようなメニューも豊富にあり、肉を使わないで大豆や植物性素材で作った肉料理なども豊富にあります。食材や調理方法もバラエティに富んでいて、毎日の生活が楽しくなります。そんな意外性を持った植物性素材の料理や食品を当NPO法人の活動を通じて紹介していきたいと思っています。

「ベジフード」=植物性食品はシンプルに見えて、何よりも美味しい食べ物を食べながら社会貢献が出来るという、魔法のような食べ物です。日々の食をただ植物性素材に変換するだけで、健康や環境、命の尊重、飢餓の救済、国際交流の促進など色々なメリットがあります。「ベジフード」が持つ食の可能性は大きく、今後ベジフードが色々な場面や環境に浸透していくことを期待しています。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

もともと「東京ベジフードフェスタ」を開催する任意団体として2003年からスタートし、毎年フェスタを開催してきました。交流会は2008年ごろから開催し、ベジフードを提供する飲食店で懇親会を行ってきました。「育ベジ会」は東京ベジフードフェスタに来場していたママさんの要望により開催することになり、ベジフードで子育てをするママさん・パパさん達の交流の場として開催してきました。

「東京ベジフードフェスタ」の来場者数や出展者の数も大きくなり、規模が大きくなってきたので、運営を円滑にするためと社会的信用のために2010年にNPO法人ベジカルチャーネットワークを立ち上げました。当時は右も左もわからない状態でNPO法人を運営し始めていたため、苦労したこともありましたが、その後スタッフみんなの努力や支援のおかげでここまで大きくなることができて、本当に感謝しています。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

東京ベジフードフェスタを始めとするイベント事業というものは、目に見えない結果がたくさんある事業で、イベント当日に見る結果よりも将来に影響を与えることの方が多いのが事実です。イベント当日が終わって数年後にイベントに来た参加者からの声を聞くことや、イベントを通じて食生活を見直すきっかけになった方や、出展した飲食店さんと仲良くなり交流が生まれたところもあります。将来何十年も後になってから結果が出ることもあると思うので、運営者や活動する本人達が自分自身を信じ続けることが大切だと思います。イベントに参加した子供たちの中で1年後になってから「あの時食べたあのパフェがおいしかったから、また食べたいな。」と言ってくれることもあります。来場した子供たちが数十年後、大人になってからこのイベントでの思い出を生かして未来に繋いでくれることを期待しています。

今後の夢と目標を教えてください

毎日の食事や、特別な日の食にまつわる思い出というものは、人の心に残って社会を作っていく土台になるものだと思います。個人の生活だけでなく、公共の中で提供する食事や、日本の季節ごとの催事やイベントに合わせた催し物の中でベジフードが浸透していくことで、もっと豊かな社会が形成できるのではないかと思っています。

食を「ベジフード」=植物性食品に変えるだけで、食材や農業、健康、文化、色々な「豊かさ」を考えるきっかけになります。ベジフードはただのきっかけだと思って頂いて、その後に発展するものは、みんながそれぞれ自分自身で食文化を作っていってもらえたらと思っています。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

食にちょっとでも興味がある方は、大歓迎です。食事の内容を植物性のみにすることは、一見して可能性を狭めているように見えますが、その実、野菜や食材の種類や調理方法など、可能性が大きく広がる不思議な文化です。色々とボランティアや会員同士の交流を通じて、豊かさを体験して頂けたらと思っています。

取材者のコメント
古川勇樹 健康志向の高まりや食品アレルギーへの理解が広まっていることもあり、植物性食品に対する消費者の関心は年々高まっている。日本各地の伝統野菜や世界の国々の料理で使われる珍しい野菜もスーパーの店頭に並ぶようになり、穀類、豆類も同様だ。そういった流れの延長にベジフードもあるのだろう。具体的な料理を見てみると、野菜の色彩や形状を活かしたカラフルで繊細な盛り付けで、見た目からも食事の気分を華やかにしてくれるところが印象的である。今後のベジフードの発展が楽しみだと思った。
団体・プロジェクトの概要
代表者 理事長 吉田有希
住所 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル5F KSフロア
TEL/FAX TEL:0489-27-5512(事務局 中村) FAX:020-4662-0359
お問い合せ office@tokyo-vegefest.com
URL http://veg-culture.net