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公益財団法人 石川県文教会館

東京都

石川県教育文化の振興、発展を目指す、石川県文教会館

団体名・プロジェクト名

公益財団法人 石川県文教会館

公益財団法人 石川県文教会館の写真

活動エリア 石川県
ジャンル 地域活性化 学術・文化・芸術・スポーツ 市民活動団体の支援 教育・学習支援 

主な受賞歴や実績

地域の教育・芸術・地域活性化のための施設を運営しています。

この活動について教えて下さい

教育関係事業として、教育相談、国際理解講座(英米文化、韓国文化、中国文化)を展開しております。当初CLC(英語コミュニケーション教室)として始められ、現在まで脈々と受け継がれている看板事業です。平成2年~平成13年には海外ホームステイ(高校・大学生対象)を実施し、若者のグローバルな視点醸成に寄与しました。残念ながら平成13年をもって、国際情勢の悪化等により終了いたしました。
芸術文化振興事業としては、地元劇団公演、クラシックコンサート、講演会、教育文化研究会を展開し、特に「文教クラシックコンサート」は、昭和61年~平成16年に至る19年間70回の公演を行い、県民・市民のクラシック音楽に接する機会づくりに大いに貢献しました。
現在、「文教アートウエイブ」として引き継がれ、先生方や子どもたちさらに地域の団体の舞台芸術活動を支援しております。
県内のアマチュア陶芸愛好家を対象に、昭和62年より「県民陶芸展」を開催しており、今年度で、第28回を迎えます。5歳から80歳と幅広い年齢層の方が出品し、工芸石川を支える陶芸愛好者の裾野の広さを実感できる数多くのすばらしい作品が集まります。
平成16年から新たに、教育資料収集整理事業として県内の貴重な教育関係資料を散逸・廃棄から守り、調査収集を継続しております。
平成17年には、「いしかわの教育あゆみ展」として、収集した資料を展示し、好評を博しました。また平成18年からは、「教育資料ロビー展」として県内各高校さらに教育テーマに沿って常設展示しております。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

石川県文教会館は、昭和58年12月に、石川県教育文化の振興、発展に寄与することを目的に、県民の方々の熱い期待を受けて開館しました。
そして、教育関係者並びに教育関係団体の自主的な研究・研修活動の場として、また、県民の交流拠点として、30数余年の歴史を刻んでおります。
文教会館が開館された当時は、「教育団体の活動や事業の拠点」を目指し、地域住民や教育関係者の相互交流を図り、以て石川の教育財産の蓄積に資する」ことを目的に設立されました。さらに、「文教会館を本県学校教育の拠点に」「多くの先生方が気安く利用できる施設」「ホールで子どもの出演する催し物を」「教育現場のサークル活動の場」「一般社会人の教育に対する関心を反映する場」という意味を込めて、当会館のホールの座席数を当時の県内小中学校校長数より大の590席にし、多方面から総合的に教育を眺める県民との接点としての施設を目指しております。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

文教会館では本県の教育・文化の振興のために多彩な事業を展開しています。北陸新幹線が開業した県都「金沢」の“都心の教育・文化のオアシス”として、調査・研究・学習の場の提供、教育研究団体や各種文化団体の活性化のために利用しやすい、愛される場として、益々会館の公益性を高める手助けができたときです。

今後の夢と目標を教えてください

昭和58年当時の初心を忘れず、教育関係者が気軽に集える施設でありたいです。教育相談、芸術文化を柱として、教育関係者・県民・市民が広く教育に関心を持ち、交流を図りながら教育について語り合う、また趣味としての活動を続ける場を提供できるよう努力しています。
石川の教育を支えてきた各学校由来の物品や教科書・指導書さらに教育関係資料を多面にわたって収集し、その保存や遺物としてではなく活用を図る現存物として大切に保管管理していきます。
教育課題を多く抱える教育現場の少しでも手助けとなるよう、新規事業を計画します。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

本県教育の振興、発展に寄与することを目的に、教育関係者並びに教育関係団体の自主的な研究・研修活動の場として、また、県民の交流拠点として、教育団体の自主的な研修、教育文化活動等の場として、590人収容可能なホール、14の会議室及び茶室等を有効に活用して、「教育・文化のオアシス」として公益財団法人としての「公益性」をさらに高めることで、県民、市民の当会館に期待する思いに応えていきたいと思っています。

取材者のコメント
古川勇樹 石川県の教育の歴史と文化を伝える、さまざまな取り組みは、官民一体となって伝統文化を残そうとする熱意が伝わってくる。
地域に根ざし、住民間の交流に努める歴史ある活動は、若い世代から年配者まで、幅広い層に盛んに利用されているようだ。
開催されるイベントも、音楽から美術、演劇、各種展示など、多岐に渡り、地域振興の大きな舞台として、今後も柔軟に活躍して欲しい。
団体・プロジェクトの概要
代表者 館長 宇都宮 博
住所 石川県金沢市尾山町10-5
TEL/FAX
お問い合せ bunkyo@p222.nsk.ne.jp
URL http://www.bunkyo.or.jp/