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公益財団法人どうぶつ基金

東京都

犬、猫の殺処分数ゼロを目指し、人と動物が幸せに暮らせる社会に

団体名・プロジェクト名

公益財団法人どうぶつ基金

公益財団法人どうぶつ基金の写真

活動エリア 日本全国・海外活動も可
ジャンル まちづくり 地域安全 市民活動団体の支援 環境全般 美化清掃 自然保護 

主な受賞歴や実績

どうぶつ基金顧問山口武雄獣医師が2010年 動物愛護管理功労者として環境大臣表彰

この活動について教えて下さい

公益財団法人どうぶつ基金は1988年創設以来、人とどうぶつが幸せに共生できる社会づくりに貢献してきました。どうぶつ基金が基軸として行っている「さくらねこ無料不妊去勢手術事業」は、全国で殺処分される猫の8割近くが生まれて間もない子猫であることから、ノラ猫に不妊手術を実施する「TNR活動」を行うことが、蛇口を閉める予防的活動であり、殺処分数や猫の苦情の減少につながると考え、全国の獣医の協力により毎年、数千頭の施術を行い殺処分数の減少に貢献しています(26年度は7,000頭以上に実施)。

※TNRとは、【Trap捕獲】、【Nuter不妊手術】、【Return元の場所に戻す】の略称です。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

創設者富岡操さんは戦後間もない1948年ごろから横浜市港北区の自宅で、飼い主に見捨てられた犬や猫の駆け込み寺をはじめ千匹以上の保護を続けていました。1988年83歳の時に自身の財産を提供し、当財団の前身、財団法人横浜動物福祉協会を設立しました。その後、神奈川県愛甲郡清川村の財団シェルター施設に住み込みで働き、96歳で亡くなるまでの半生を犬や猫の救命と保護に献身されました。

「これまで千匹以上の犬や猫の保護を続けてきましたが、特に動物を飼うのが好きだったわけではありません。保健所に連れて行かれる寸前の、幸薄い動物たちを目にするとたまらなくなってしまうのです。」富岡操

どうぶつ基金では創設者富岡操さんの遺志を継いで行政による犬や猫の殺処分ゼロの実現に向けまい進いたします。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

どうぶつ基金がうまれた1988年当時の日本では、70万頭の犬と30万頭の猫、合計約100万頭の犬や猫が殺処分されていました。どうぶつ基金では、そんな状況を改善して、人と犬や猫が殺処分なく幸せに共生できる世の中に変えるために、こつこつと見捨てられた犬や猫の保護と里親探しを行い、ねこの不妊手術(さくらねこTNR)を全国各地でおこなってきました。

あれから27年、平成25年度の殺処分数は、12万8174頭にまで減少しました。なかなか減らなかった猫の殺処分数は9万9604頭となり、ついに10万頭を切りました。どうぶつ基金では発足当初から「行政による犬や猫の殺処分ゼロ」の実現をめざしてきました。当時は夢物語と笑われてきましたが、今では政府も「2020年オリンピックまでに殺処分ゼロ実現」を視野にプランを挙げています。

また世界自然遺産登録を目指す鹿児島県徳之島では絶滅危機にあるアマミノクロウサギを猫が捕食している事が発覚、どうぶつ基金では徳之島に住む推定3000頭の猫すべてに不妊手術を施してウサギも猫も殺さずに生物多様性をまもる共生プラン「徳之島ごとさくらねこTNRプロジェクト」を立ち上げ獣医師団を派遣、すでに約1600頭の不妊手術を終えたさくらねこがうまれました。この結果、アマミノクロウサギの生息域で猫の姿はほとんど見られなくなりました。

この様に私たちの活動の有効性が明らかになり、長年訴えてきた殺処分ゼロの実現が見えてきました。こういった実効性のある社会貢献が出来ることにやりがいやよろこびを感じます。

さくらねこは不妊手術済の印に耳先を桜の花のようにVカットした猫です。どうぶつ基金が桜の花のようにみんなから愛されるようにという願いを込めて名付けました。これが全国で広く使用されるようになりました。知らない町に行ったときにさくらねこを目にすることも多くなりました。そんな時に「この町にもさくらねこを守ってくれる優しい人たちがいる。いい町だなあ」と思いとても幸せな気持ちになります。

今後の夢と目標を教えてください

行政による犬猫の殺処分ゼロ達成です。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

どうぶつ基金では、ボランティアの皆様に様々な支援活動を行っています。
さくらねこ無料不妊手術チケットの発行や、助成金、啓発冊子やポスターの無料配布など、ボランティアの皆様や、これからボランティア活動を始めようと考えている皆様、どうぶつ基金と協働して行政による殺処分ゼロを達成しましょう!
どうぶつ基金顧問獣医療責任者である山口獣医科病院長山口武雄先生と共に、猫と人の共生のために、志のある獣医師とAHTのボランティア参加をお待ちしています。

取材者のコメント
古川勇樹 この団体の活動が始まった当時は行政による犬や猫の殺処分数が約100万頭だったとお話を伺い、驚いた。現在の年間約13万頭という数字も少ないとは言えないが、ここまで殺処分数が減ったのは、この団体の活動をはじめとして、長年にわたって多くの人たちの不断の努力があったからなのだとよく分かった。犬や猫の殺処分数減少に貢献したTNR活動も、地道で根気のいる方法である。根本的な解決には、こういった団体の活動に頼るだけではなく、動物たちの飼い主やペットショップといった関係主体も、この問題について考え、行動していく必要があると思った。
団体・プロジェクトの概要
代表者 理事長 佐上邦久
住所 兵庫県芦屋市奥池南町71-7
TEL/FAX TEL:080-2530-1000 FAX:0797-25-2075 
お問い合せ contact@doubutukikin.or.jp
URL http://www.doubutukikin.or.jp/