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NPO法人俳句甲子園実行委員会

東京都

高校生が日本一を目指して俳句で真剣勝負!

団体名・プロジェクト名

NPO法人俳句甲子園実行委員会

NPO法人俳句甲子園実行委員会の写真

活動エリア 松山市を中心として日本全国に及ぶ
ジャンル まちづくり 学術・文化・芸術・スポーツ 教育・学習支援 

主な受賞歴や実績

日本イベント大賞 大賞(2009年)
サントリー地域文化賞(2012年)   など
今年度、第18回大会は32都道府県95校127チームのエントリー

この活動について教えて下さい

俳句甲子園とは、高校生5人で1チームを構成し、俳句の出来栄えや観賞力を競う団体戦です。紅白に分かれた2チームが互いに俳句を披露し質疑応答を行った後、審査員が紅白の旗を揚げて勝敗を決定します。毎年6月に全国各地で開催される地方予選(今年度の場合は全国20都市28会場)を勝ち抜いたチーム、及び投句審査により選出された合計36チームが、8月に松山で開催される全国大会へ出場します。俳都松山から全国に文化事業の発信を行うとともに、高校生の国語力の向上、俳句文化の興隆の促進、異世代間の社会的・文化的交流の促進を目的に活動しています。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

松山は、かつて俳句革新運動を興した正岡子規をはじめ、高浜虚子や河東碧梧桐など多くの俳人を輩出し、現在も俳句が盛んな「俳都」と呼ばれる街です。市内の小学校では、教育の一環として小学生が俳句づくりに取り組むものの、もっとも多感な年代である中学生、高校生になると有名な句の鑑賞が中心となり、創作から遠ざかるという問題がありました。
そのことを憂いた地元の俳人や有志が中心となり、高校生に俳句の楽しさや日本語の奥深さをゲーム性をもって知って貰おうと構想されたのが「俳句甲子園」です。しかし予算の問題などで縺れ、二度にわたり計画は頓挫することとなりました。

そのような中、松山青年会議所では、1975年から市内の小学生を対象に「句碑めぐり」を行ってきましたが、より発展的な事業を創ろうとさまざまな企画を模索する中、偶然俳句甲子園の存在を知ることになりました。当時の担当者は松山のみならず、全国へ発信する新しい事業として俳句甲子園に魅力を感じ、立ち上げに漕ぎ付けることに。こうして第1回大会は松山青年会議所主催により、1998年8月19日(俳句の日)に開催されました。

第1回の参加校は県内の9チームのみでしたが、その後、徐々に規模が拡大し、第6回大会からは全国各地での予選も行われるようになりました。また第4回大会より会場を県内随一の集客を誇る大街道商店街に移し、一般の買い物客や若者が気軽に観戦できるようになりました。今では松山の夏の風物詩として定着しつつあります。

なお第11回大会より主催は青年会議所の手を離れ、現在のNPO法人俳句甲子園実行委員会へ引継がれています。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

大会期間中、高校生たちが勝って喜び、負けて涙する姿を幾度となく見てきましたが、いつも感動させられます。彼らがいかに真剣に言葉と向き合い、仲間たちと切磋琢磨してきたかを想像することは容易なことです。そんな高校生たちのための大会運営に重責を感じますが、それ以上に遣り甲斐を感じます。

そして多くの高校生は卒業後、OBOGスタッフとして自費で松山へやってきます。そんな彼らと一緒に運営に携わり、一緒に感動を分かち合うことはこの上のない喜びです。

今後の夢と目標を教えてください

第18回大会では32都道府県から高校生の参加を頂きましたが、47都道府県からの参加を目指しています。日本全国の高校生が俳句甲子園を通して、俳句の楽しさや表現することの喜びを感じてほしいです。そして、俳句を語り合うなかで、多くの出会いを経験し、刺激を受け合う仲間を作って欲しいと願っています。

また、俳句甲子園を経験した多数のOBOGがいますが、彼らの多くはボランティアとして大会の運営を支えています。中には会場責任者を任されるまで実行委員会から信頼されている人もいますが、いつか実行委員会を背負って立つようなひとが現れてほしいと願っています。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

俳句甲子園実行委員会はボランティアが中心となり活動しています。また、俳句甲子園といえば夏のイメージを抱くかと思いますが、春夏秋冬、一年を通して活動しています。
勿論、ボランティアですので会議や作業などは夜の活動になりますし、仕事をこなしながらの活動は苦労も多いです。しかし、全国の俳句を愛する高校生たちのために、実行委員会メンバーは老若男女を問わず、出来る範囲のことを一生懸命頑張っています。

ひとつの目標に向かって努力することに、年齢、性別、社会的地位を超えた「仲間」としての団結があり、お互いにいろいろな刺激を受け、学ぶことがたくさんあります。俳句甲子園実行委員会に入会して、高校生たちのためだけでなく、自分自身を成長させて頂いたと心から感謝しています。

取材者のコメント
古川勇樹 受動的に鑑賞する対象から、リアルな気持ちを自分の言葉で表現する創作へと、高校生にとっての俳句のイメージを大きく変えたプロジェクトである。応募作品を審査するだけでなく、作者同士がそれぞれの作品について意見を戦わせる趣向や、商店街も会場にしてしまうというアイディアが斬新に思えるが、実はこれは俳句の楽しみ方を本来の形に近づける試みなのかもしれないと思った。四季折々の自然の素晴らしさを感じられる心や、自らの気持ちを的確かつ効果的に表現する言葉を探す楽しみなど、高校生たちの熱戦を通じて、俳句の魅力が再発見され、再発信されていると感じた。
団体・プロジェクトの概要
代表者 会長 岡本 治
住所 愛媛県松山市味酒町1-10-2-3F
TEL/FAX TEL 089-943-1512  FAX 089-948-4819
お問い合せ info@haikukoushien.com
URL http://haikukoushien.com