HOME > プロジェクト・団体の紹介 >公益財団法人農学会

公益財団法人農学会

東京都

地球規模の課題と向き合う農学

団体名・プロジェクト名

公益財団法人農学会

公益財団法人農学会の写真

活動エリア 全国
ジャンル 学術・文化・芸術・スポーツ 

主な受賞歴や実績

1887年(明治20年)に設立された農学関連分野で最も古い学術団体です。

この活動について教えて下さい

農学分野の教育研究の発展のための支援を行うとともに、将来有望な若手研究者に対する表彰を行っています。さらに、農学研究の成果および農学の重要性を一般市民の方に知っていただくために1年に2回以上公開シンポジウムを行っています。

最近の3年間のテーマは以下のとおりです。
平成26年度:「農学における分子生物学の発展と将来」、「人類を救う微生物の力」
平成25年度:「人工光型植物工場の技術革新とビジネスモデル」、「放射性物質の除染・汚染水漏えいの現状を問う!」
平成24年度:「六次産業化は農業と地域経済を変えるか!食と環境と健康の経営と科学」、「放射能汚染の不安に答える -水産物はどこまで安全か-」、「3・11に学ぶ減災―災害時の食料供給」

どうしてこの活動をはじめたんですか?

本財団は、1887年(明治20年)に札幌農学校および駒場農学校の卒業生によって設立され、研究成果の発表と情報交換の場を提供することによって農学を発展させることを目的に活動していましたが、農学の各専門分野の発展に伴って個別の学会が設立されたため、その後はそれらの学会を束ねる役割も果たしました。1932年(昭和7年)その役割は新設された日本農学会に受け継がれ、同時に財団法人農学会が設立されました。以後、本財団は個々の学会活動とは別に、農学分野の教育研究の発展と農学の重要性の普及に寄与することを目的に活動しています。2012年(平成24年)公益財団法人農学会となり、現在に至ります。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

毎年行っている一般市民向けのシンポジウムで多くの参加者を得、しかも活発な議論が展開されたとき。特に、原発事故以来何回かの放射能汚染に関するシンポジウムを行う中で問題点を共有できたと感じたときです。

今後の夢と目標を教えてください

生命・食料・環境・エネルギー等の地球規模での喫緊の課題はすべて農学が直接かかわっている重要課題です。農学の発展なくしては、この地球規模の問題に対処できないことを理解していただき、我々の活動を是非支援してほしいと思います。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

当財団のホームページをチェックしていただき、ぜひ一度公開シンポジウム(入場無料)に参加してほしいです。特に、食料問題、環境問題、エネルギー問題等に関心のある方にぜひともお願いしたいと思っています。

取材者のコメント
古川勇樹 近年のシンポジウムでは微生物、放射能、地域経済などがテーマとなっているとのことであるが、それぞれ別々の分野の研究のように思えるかもしれない。それは農学会が大変歴史の長い学会であり、研究の発展に伴って多くの専門分野が生まれてきたからであり、それだけ農学という分野が基本的、根源的なテーマを扱っているということなのだと思った。「生命・食料・環境・エネルギー等の地球規模での喫緊の課題はすべて農学が直接かかわっている重要課題」とのお話もあったが、人と自然との関係を考える農学分野の研究動向を、今後は広く一般の人たちも注視していくべきだと思った。
団体・プロジェクトの概要
代表者 長澤寛道
住所 東京都文京区弥生1-1-1 東京大学農学部 弥生講堂内
TEL/FAX TEL 03-5842-2210 / FAX 03-5842-2237
お問い合せ zaidan@nougakkai.or.jp
URL http://www.nougaku.jp/