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特定非営利活動法人緑のサヘル

東京都

甦れ、砂に覆われた大地よ!
緑が生み出す命と笑顔をこの手で取り戻す!

団体名・プロジェクト名

特定非営利活動法人緑のサヘル

特定非営利活動法人緑のサヘルの写真

活動エリア 東京都 アフリカ
ジャンル 森林保全・緑化 自然保護 

主な受賞歴や実績

1991年 有志により設立
1992年 チャド共和国においてプロジェクト開始
1995年 イオン環境財団最優秀団体表彰
1996年 ブルキナファソにおいてプロジェクト開始
1998年 国際ソロプチミスト国際奉仕賞
2001年 外務大臣表彰
2006年 タンザニアにおいてプロジェクト開始
2012年 毎日新聞主催、第1回毎日地球未来賞「クボタ賞」受賞

この活動について教えて下さい

私たちの活動は、生命の確保、生活の向上、環境の保全の3つが柱であって、すべてが関係しています。何か一つだけに取り組んでもダメなんですよ。現地の多くの人々は、燃料として大量の薪を必要とします。その必要から木を伐り続けると、大地は直射日光や風雨によって次第に水分や養分を失い、ついには荒れ果ててしまいます。これが砂漠化です。緑を失ったことによって井戸が涸れ、作物も得られず、飢饉が起こり、中には風で運ばれて来た砂に埋もれてしまう村すらあります。すべてに複合的に対処する必要があるのです。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

私はもともと青年海外協力隊に参加していました。そのときはモロッコで活動しました。協力隊のOBで、その延長ということもありますが、アフリカが好きなんですね。その気持ちが根底にあるのでしょう。また農業を学んでいた経験もあり、この知識と技術を活用できる場でもあった。そして緑のサヘルに加わって以来、20年ほどになります。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

土地が甦ったときですね。荒れ果ててしまった大地が、仲間と共に創意工夫することによって甦り、木が育っていく。作物が育ち、また人が住める地になる。その喜びは大きいですね。またあるとき、見知らぬ青年たちに話しかけられたのです。「あのときのおじさんだろう?」って。何かと思ったら、彼らが子どものとき、飢饉になったことがあって、できる限りの援助をしました。それを彼らは覚えていてくれた。そして彼らが私たちの活動に理解を示し、手伝ってくれる。そういう連鎖は本当にうれしいものです。

今後の夢と目標を教えてください

もちろん、サヘル地域の緑化です。かつてこの地域は緑豊かな地でした。「サヘル」はアラビア語で「岸辺」という意味で、サハラ砂漠を超えて来た商人や旅人たちは、ここで「緑の岸辺」を目にすることができたのです。この地域を再び緑の岸辺に戻したい。緑が戻れば生活基盤も回復します。子供たちも学校に参加でき、木の大切さを知り、未来の担い手も育つ。ある学校で木を植えているのですが、木が育つと木陰で休むこともできて、学校も涼しくなる。一本一本、先輩から後輩へと受け継がれ、大切に育て、増やしています。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

志をともにできるのであれば誰でも歓迎です。ボランティアやインターンも受け入れています。先日は中学生の修学旅行における事務所訪問があり、大変興味を持ってもらえたようです。多くの若い方に来ていただきたいですね。若さは雰囲気を明るくするだけでなく、組織を柔軟に、クリエイティブにしますからね。いつでもいらしてくださいね。

取材者のコメント
加藤夏樹 今回インタビューに応じてくれた菅川事務局長は、職務を遂行する強靭な意志の強さと、温厚で人に対する優しさを感じさせる人柄の方だ。個人的には、「上司にしたいナンバー1!」と初対面で思わせてくれる人だ。このような方だからこそ、困難が山積する大地で現地に溶け込み、関係性を構築し、諦めずに職務を全うできるのだろう。砂漠化とは単に「砂漠」になるだけではない。その問題の深刻さをスライドで見せて頂いたときは衝撃の一言に尽きる。本当に命が根こそぎ奪われていく。そんな大地が少しずつ回復し、人と笑顔が戻っていく。もちろんそこには途方もない粘り強さとしなやかさが必要だったはずだ。いつか、僕も菅川さんとその仲間の果たした成果をこの目で見て触れたい。彼らが甦らせた大地とそこに住む人たちの笑顔に触れたいと強く願った。
団体・プロジェクトの概要
代表者 岡本敏樹
住所 東京都千代田区神田紺屋町16 NASビル 3階
TEL/FAX 03-3252-1040 / 03-3252-1041
URL http://sahelgreen.org/