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認定特定非営利活動法人 JUON(樹恩) NETWORK

東京都

都市と農村漁村をつなぐと、
未来の在り方が見えてきた。

団体名・プロジェクト名

認定特定非営利活動法人 JUON(樹恩) NETWORK

認定特定非営利活動法人 JUON(樹恩) NETWORKの写真

活動エリア 日本国内
ジャンル 森林保全・緑化 自然保護 

主な受賞歴や実績

詳しくは、こちらをご参照ください。
http://juon.univcoop.or.jp/activity.html

この活動について教えて下さい

主に農山漁村と都市部の交流促進による森林保全と援農活動です。森林保全は間伐材の活用や、山の手入れです。「森林の楽校(もりのがっこう)」では、森づくり体験・自然散策や地元の方々との交流などを通じて、森林・環境問題について学ぶことができます。援農では「田畑の楽校(はたけのがっこう)」を開催し、農業をやってみたい人の力で畑を守り、美味しい産品を届けてくれる農家の方々を応援するきっかけをつくっています。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

大学生協と過疎地域の方々との出会いです。1985年に、都市と農山漁村を結ぶ拠点として、廃校をセミナーハウスとして再活用したことがきっかけです。また、阪神淡路大震災のとき、学生も被災しました。このとき、徳島の林業の方の支援を受け、間伐材で学生寮(ミニハウス)を58棟造りました。この関係性を維持するため、1998年に農山漁村と都市を結ぶNPOとして設立されたのです。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

やはり活動に参加した人の喜び、笑顔に出会えることですね。あるとき、森林の楽校に女子高生が参加したんです。随分感銘を受け、大学は林学部に合格し、卒業後は林業に就きました。今もつながりがあります。ときにこうした人生の大きな変化に出会うこともあり、私たちの活動をきっかけにIターンで地方へ行き、根付く若者たちの存在も喜びです。

今後の夢と目標を教えてください

これまで都市部と農山村の「交流」はかなり促進してきたと思います。今後は農山村への定住者を増やすことが目標です。地域に根付き、森を守るのは結局地元の人です。そこで定住サポートも考え、Iターンで根付いた人たちの声を冊子等で届けるなどしています。また半農半Xといって、農業で自分たちの食べるものを確保し、現金収入をまた別に持つというコンセプトもあります。そうした活動をサポートしたいですね。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

ぜひホームページにアクセスして、これなら楽しめそう!と思うプログラムに参加してみてください。学生から70代くらいの方まで、気軽に参加していますよ!また事務局を手伝ってみたい、ボランティアも歓迎です。一つひとつのプロジェクトを自分で推進する!といったバイタリティのある方でしたら、より楽しめます!

取材者のコメント
加藤夏樹 JUON NETWORKが力を入れている活動の一つに、間伐材による「樹恩割り箸」の普及がある。知的障害者施設で製造することで彼らに仕事をつくり、さらに間伐材の利用は森林保全、地域活性にもつながるというプロジェクトだ。間伐材の利用はなんとなくエコ、という認識だったが、その副次効果はすごく高い。もっともっと注目を集めていいプロジェクトだと実感した。割り箸一つで、仕事を産み、地域を活性化し、障害者に仕事をつくり作り、そして自然保護になる。こんなにもwin-winを産みだす「割り箸」。お箸でそんなにもスゴイ未来が掴めることを知って欲しい。
団体・プロジェクトの概要
代表者 生源寺 眞一
住所 東京都杉並区和田3-30-22 大学生協杉並会館5F
TEL/FAX 03-5307-1102 / 03-5307-1091
URL http://juon.univcoop.or.jp/