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倉沢里山を愛する会

東京都

日野市最後の里山を守れ!
受け継がれた市民の財産を市民の連携で未来へ伝える。

団体名・プロジェクト名

倉沢里山を愛する会

倉沢里山を愛する会の写真

活動エリア 東京日野市
ジャンル 森林保全・緑化 自然保護 

主な受賞歴や実績

主な活動等の詳細はコチラ。
http://www.alice-fm.info/fr_aisurukai.htm

この活動について教えて下さい

日野市内最後の里山と言われている倉沢里山の維持・管理活動です。芝下草刈りや落ち葉掃きなど、女性や子どもでも体力的には十分できる内容も沢山あります。雑木林は人の手が入らないと、健康的に維持することは難しいのです。東京都心から近くで、それでいて豊かなこの里山の緑を地元市民が中心となって保全に努めています。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

倉沢里山は、日野市最後の里山と言われています。元々は個人所有で、日本が高度成長期にあって乱開発された時代においても、頑なに緑を守ってきました。それが相続のときに、本来山や森による納税は難しいのですが、将来市が国から買い戻すという形で公有化を実現しました。そして日常的な維持管理は私たち市民の仕事です。新しい形での市民主導による緑地管理・運営がスタートしました。2004年には、日野市と本会との間で倉沢里山の保全のためのパートナーシップ協定が結ばれました。市民自身の手で里山を守ることになったのです。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

私たちの団体の特徴ですが、併設されている市民農園があって、その利用は会員に限られています。だから地元の方々が中心であり、新しい形の地域コミュニティにもなっています。会としての活動が終わると、そのままアウトドアで食事会となって、みんなでアウトドアを満喫し、絆が深まります。こうした形で地域貢献もできていると感じられる喜びがあります。

今後の夢と目標を教えてください

ここは高度成長期にも開発を許さず、受け継がれてきた里山です。東京にあって、都心からでもアクセスが容易です。それでいて、植生豊かな森です。絶滅が危惧されている植物が幾つも保全されています。そうした貴重な里山を保護し続けて未来へと手渡していきたいと思います。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

どのような方でも歓迎いたします。地元の人が多く、地域コミュニティとして機能していると言いましたが、離れて通ってこられる方もいます。女性や子どもでも参加可能な活動内容です。まずは、一度見てみる程度の気持ちでOKです。また若いメンバーをどんどん迎えたいです。そうやって新しい出会いや絆が増えれば素敵ですね。

取材者のコメント
加藤夏樹 都心から驚くほど僅かな時間でたどり着いた里山は、絶滅が危惧されている貴重な植物も発見されているほど豊かな山だった。その倉沢里山の生態系を丁寧に調べ上げたデータブックは、秀逸な研究成果だ。東京は世界に名だたる経済都市であると同時に、緑豊かな都市であると世界的に評価されている。それは、こうした方々が影で努力しているからなのだ。未来に繋げて欲しい。
団体・プロジェクトの概要
代表者 峰岸純夫
住所 東京都日野市百草698-6(事務局・田村)
TEL/FAX 042-592-5859
URL http://www.alice-fm.info/