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国際環境NGO FoEJapan

東京都

環境問題を共に考え、共に取り組む

団体名・プロジェクト名

国際環境NGO FoEJapan

国際環境NGO FoEJapanの写真

活動エリア 国内/海外
ジャンル 環境全般 自然保護 

主な受賞歴や実績

1980年 米環境活動家 ディビッド・ブラウワー 氏の勧めにより、Friends of the Earth の一員として設立
2005年 違法伐採対策について政府へ提言活動、公共調達からの違法木材排除の方針が決定
2006年 (財)木材総合情報センターの「木づかい」推進活動に参画。
2007年 ロシア・ビキン川流域に計4ヶ所の休猟区の指定を実現
2008年 日本の責任ある温室効果ガス削減のための法律制定を求める MAKE the RULEキャンペーンを開始
2009年 フェアウッドパートナーズ始動、木材の大口買い手への働きかけ、フェアウッド調達広まる
2010年 使い捨て容器削減に向け水Do!キャンペーン開始/認定NPO法人の認定を取得

この活動について教えて下さい

オランダのアムステルダムに本部があり、世界74カ国に活動拠点があります。FoE Japanは日本人が関わって起きている環境問題(海外でダムを作ったりするなど、日本企業や政府が関わって起きる環境問題)を扱っています。1980年から取り組んでいる温暖化の問題は先進国として当然取り組まなければならない問題です。環境配慮についてガイドラインや法律作りをしていこうと国会議員に働きかけもしています。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

私は大学で環境分野の条約について勉強をしていました。条約は国内の法律と違って罰則がありません。京都議定書も結局は努力目標に終わっています。国が動いてくれない所でプレッシャーをかけることにNGOとしての役割があると考えました。週に1~2回のインターンから始めて、2006年に正式にスタッフになりました。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

政府や企業に提言をして社会を変える、といっても、私たちの提案がそう簡単に実現できるわけではありません。何年もかけて提案し続けてようやく一部実現できる、という感じです。その意味では、原発の問題について、原発事故後に、被災者の方たちとネットワークを作り、地元の声を届け続けたことで、議員立法による法律ができたことは大きな成果でした。今はその法律の理念に沿って、確実に支援が実施されるよう、引き続き提案をしているところです。

今後の夢と目標を教えてください

昨年マーケティングの研修を受けて「活動が多岐にわたるが、結局何を目指している団体なのかわからない」という指摘を受けました。つまり一言で言い表せるキャッチコピーが作れないのです。そこで、活動がバラバラだという印象を何とか変えていきたいと思っています。一つひとつの活動はいいことをしているのですが、それをうまく外に発信できていないのです。団体としては人間同士、人間と動物が仲良く暮らしていける共存社会を作るというのが夢です。セミナーなどのイベントに集まってくださる多くの人との接点をもっと大切にしたいと考えています。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

ホームページが堅いので活動の敷居が高いように見えますが、イベントやセミナーに参加するだけでもいいので、スタッフの顔を見に来てください。決して堅い人たちだけではありません。ボランティアをしなくても見に来るだけで結構です。専門知識はなくても原発などに問題意識を持っている人は、ここで一緒に考えていきましょう。

取材者のコメント
加藤夏樹 今回インタビューに応じてくれたのは、日頃は総務や広報など、管理部門に従事する篠原さんだ。学生時代から環境問題への関心が高かったという。そんな彼女が思うのは、最近の学生は、こうした問題を真面目に話し合える人や空間を持ちたくても持てない人もいるとインターン等の話から感じたことだ。専門知識がなくてもいい。すぐにインターンとかボランティアとして参加するというわけでもなくていい。ただここに見学だけでも来て、いっしょに考えたり、話し合えたらと思っているという。きっと、ご自身と同じ若い世代の葛藤が手に取るようにわかるのだろうと感じた。
団体・プロジェクトの概要
代表者 代表理事 ランダル・ヘルテン
住所 東京都板橋区小茂根1-21-9
TEL/FAX 03-6909-5983 / 03-6909-5986
URL http://www.foejapan.org/