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NPO生活工房つばさ・游

東京都

有機農業やエネルギー、
100年先を見据えた「自立」を目指して!

団体名・プロジェクト名

NPO生活工房つばさ・游

NPO生活工房つばさ・游の写真

活動エリア 国内
ジャンル 環境全般 

主な受賞歴や実績

2009年 「eco japan cup2009」ライフスタイル部門「市民が創る環境の町元気大賞」奨励賞を受賞
2010年  第7回オーライ!ニッポン大賞フレンドシップ賞を受賞する
埼玉県環境賞を受賞する
2010年 平成22年度豊かなむらづくりにて「下里 農地・水・環境向上委員会」が農水大臣賞を受賞
「農林水産祭」にて天皇杯を受賞
2011年 第8回パートナーシップ賞+オルタナ賞受賞

この活動について教えて下さい

私たちの活動は「自然と人、人と人の有機的な繋がりを通して“小利大安”の下里モデル」という未来に向けての新しい価値観を創造することです。その為に、化学肥料・農薬等に依存せず、身近な資源を活用して食物だけでなくエネルギーも自給して自立する有機農業の支援と普及啓発に始まります。地域の有機農法を実践されている霜里農場の金子さんと連携して農場見学会の開催、地元小川の有機野菜が主役の日替わりシェフレストラン「べりカフェ つばさ・游」の運営、「有機農業を基盤とした人づくり・町づくり」というテーマで霜里農場など地産地消の現場を訪ねるエコツーリズム、地元有機農産物を使った商品開発やさいたま市のリフォーム会社オクタ様の社員の給料の一部をお米で支払うという「こめまめプロジェクト」のマネージメントコーディネート、地域の山と川と田んぼを結ぶという点から始まった活動を面、そして、山にと3次元、さらに後継人材育成という四次元、さらに、それらを総括する理念の継承「下里里山保全百年ビジョン」という五次元への展開へと発展させています。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

この活動は、小川町に越してきた3人の主婦によって始まりました。彼の地に家を購入し骨を埋める覚悟をした時、この町をもっとよく知りたいと思いました。子どもの為に安全な食を求めたことが原点です。そこから自分たちなりに活動を始め、何が大事で本質なのかを学び、百年、千年先を見据え、人が生きていく上で必須な食の持続的供給のためには、再生産可能な有機農法が広がっていくことがポイントだと見えてきました。お米一つ生産するにしても、農薬に頼ったり、農機具など有限な石油エネルギーに依存すると未来が見えないんです。そのために「自立」が必要です。その為のモデルとして、「食」と「エネルギー」自給循環型農場を霜里農場・金子さんと協働して作り上げてきました。肥料(落ち葉や牛糞・人糞等を利用してメタン発酵)、エネルギー(廃食油を利用)、すべてにおいて自立した有機農法によって本当にサステナブルで安心・安全な食の追求が、未来を作ると気付きました。子どもたちに確かな未来や安全な環境や食べ物などを残すことは、私たち大人の責任だと思うんです。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

同じ未来を共に歩んでいける人たちと出会い、一緒に活動できることです。たとえば、前出の霜里農場の金子さん夫妻、日替わりシェフレストランべりカフェの皆さん、里山保全活動の皆さん、志ある日本政府の皆さん、企業topの方などなど。人と人との有機的なつながりはお金がなくても生きていける、死ぬまで必要とされる人間として存在する、という人として最高の幸福をもって、ここで生き抜く確かな明日という未来と出会いました。とても普通の主婦のままだったら出会えないような方たちとご縁をいただき、一緒に子どもたちの未来ために活動できることは、本当に喜びです。

今後の夢と目標を教えてください

石油やお金とかに頼らなくていい、本当に自立した生き方を広げて行きたいです。有機農法というものは、“明日がちゃんと見える”世界なんですね。私たちは、「小利大安(地域の資源から得られる利益を皆で分かち合い、小さい利益でも大きな安心が得られる)の下里モデル」という考え方をベースにおいて活動しています。明日が見える、本当に安心できる世界を次の世代に伝えていくことは、大人の責任だと思うからです。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

まずは、私たちの所に来て、霜里農場や下里モデルをその目で見て、体験して欲しいです。現場に来て、実際のエネルギーにぜひ触れてください。インターネットや本などで勉強することも大切なことかもしれません。でも、本当のところは、実際にそのカラダで、五感を通してじゃないと分からないものだと思います。見て、聞いて、感じて、考えて、行動する。一回しかない人生、やらないで後悔するより、やって後悔しよう。だから是非いらしてくださいね。

団体・プロジェクトの概要
代表者 高橋優子
住所 埼玉県比企郡小川町みどりが丘2-15-21
TEL/FAX 090-4453-6355/ 0493-73-0208
URL http://tubasa-u.com/