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NPO法人いいだ自然エネルギーネット山法師

東京都

化石燃料を使わない暮らしとは?
まずは体験することから始めよう!

団体名・プロジェクト名

NPO法人いいだ自然エネルギーネット山法師

NPO法人いいだ自然エネルギーネット山法師の写真

活動エリア 国内
ジャンル 環境全般 

主な受賞歴や実績

詳しくはコチラをご覧ください。
http://yamabousi.net/354action-record7/354action-record7.html

この活動について教えて下さい

会員の手づくりで4年の歳月をかけ建設した化石燃料ゼロハウス「風の学舎」を拠点に、持続可能な社会を築くための様々な事業に取り組んでいます。活動の5つの柱は、①自然エネルギーに関する研修視察の受け入れ。②地域の伝統食づくりや農林業などに関する体験学習の受け入れ。③持続可能な社会を築くための都市農村交流事業「南信州フォーラム」。④遊休農地を活用し、都市住民も参加した大豆人(マメジン)プロジェクトによる大豆栽培からミソ造り。(日本の食文化はみそ、醤油、豆腐など大豆が基本であるが、その95%は輸入という状況)⑤森林資源をエネルギーや資材に活用するプロジェクト「森集人プロジェクト」を推進しています。日本は森林国です。将来にとってこの資源の有効活用は不可欠。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

地域の活力の喪失と温暖化や廃棄物などの環境問題の深刻化の原因は、あまりにも海外資源に依存したライフスタイルや経済活動にあります。そこで、環境保全と地域活性化のためには地域資源の活用が不可欠だという点を感じ活動を始めました。日本は、世界の先進国の中でも突出して、食料、資源、エネルギーを海外に依存しています。貿易と云えば聞こえは良いですが、結局は各国よる資源は「奪い合い」なわけです。いつまでも奪い合いが続くわけはありません。エネルギーにしても地域で利用できるものはできるだけ利用し、自立できる社会を築く必要があります。それは地域に雇用も生むという好循環を産みだせます。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

やっぱり参加者の喜びの声ですね。今日も(2014.7.25)横浜の大学の方々が来てくれましたが、そうして遠方から来て体験し、学んでいった方からの感想で「勉強になった」とか「目が覚めるような思いをした」と言ってくれるのが本当にうれしい。あとからお手紙で喜びを伝えていただくこともあります。やっていてよかったなぁと思う瞬間ですね。

今後の夢と目標を教えてください

この活動を継続していくことです。そして我々のような活動をしている他の団体ともっと連携していくことです。私たちの社会が抱えている問題は、都市での活動だけで解決できるものでもないし、地方だけでも無理です。都市農村の交流事業に力を入れているのもそのためです。田舎では安心できる食料や美しい自然などを提供できますが、マンパワーが足りない。一方都市は一見便利であるが、職の不安、絆の喪失、ストレス社会など安らぎや人の優しさが欠けています。そこで、双方の利点を生かすとともに欠けている点を補えるような交流事業が大切だと感じています。二地域居住や移住も歓迎です。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

まずは南信州にお出かけいただければと思います。環境問題や資源のことを机上で勉強することも大事ですけど、実際にまず「化石燃料を使わない暮らし」を体験して欲しいと思います。提供している研修や体験学習にぜひ参加してみてください。大豆プロジェクトは年間を通し関東関西地区からも参加いただいています。当会の会員に加入いただければ、会員は、風の学舎の利用は無料のほか様々な特典があります。はじめて来られた方はアルプスを望む雄大な景色にみな感激されます。まずは豊かな自然の中でリラックスされるのもいいですよ。
(詳しくはHPを参照してください。)

取材者のコメント
加藤夏樹 自然エネルギーを活用し、持続可能な地域社会の構築等を目指す。昨今、自然エネルギーの活用等は、確かによく聴く話だ。しかし同時に、「難しい」という現実にも直面する。だが、今回話を聞かせてもらったNPO法人いいだ自然エネルギーネット山法師(事務局長:平澤さん)は、多角的な取り組みで「化石燃料を使わない施設とそこでの暮らし」を体験させてくれる。さらに体験学習では、エネルギーに限らず、食物資源の面でも自分たちで大豆を生産したり、豆腐作りも体験させてくれ、地産地消の大切さと手作りの良さを気づかせてくれる。
団体・プロジェクトの概要
代表者 中島 武津雄
住所 長野県飯田市下久堅下虎岩2160-1
TEL/FAX
URL http://yamabousi.net/