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NPO法人南信州おひさま進歩

東京都

大きな目標《温暖化の防止》は、
エネルギーの地産地消で地域活性化からスタート!

団体名・プロジェクト名

NPO法人南信州おひさま進歩

NPO法人南信州おひさま進歩の写真

活動エリア 長野県
ジャンル 地球温暖化防止 環境全般 

主な受賞歴や実績

詳しくはコチラをご覧ください。
http://www.ohisama-shinpo.or.jp/activity/jigyo.htm

この活動について教えて下さい

温暖化の防止を主要テーマの一つとして、防止活動の普及啓発、環境教育に力をいれています。また株式会社化した事業で太陽光発電事業等を行っています。これは保育園や公民館など、人が多く集うところを中心に行っています。すると、そこに集う人たちに向けて、太陽光発電の話から環境教育等を実施できるわけです。こうした取り組みは、環境文化都市を掲げ2009年には環境モデル都市に制定された、長野県飯田市と協働で行ってきました。そして全体的には循環型社会を目指して取組んでおります。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

長野県飯田市は1996年より環境文化都市を掲げ、環境政策を進めました。その中で環境アドバイザー制度があり、自分も参加しました。そうしているうちに飯田市の太陽光発電の普及啓発のためのイベントである「おひさまシンポジウム」の開催や、また地域で廃食油を排出している事業者と廃食油をディーゼル燃料に変えるBDF(バイオディーゼル・フューエル)実験プラントの設置を行い、他の市民団体とも協力が始まったりしたんですね。こうして「エネルギーの地産地消で循環型社会を目指す」という理念とともに歩み始めたのです。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

自分たちの目標に向かうための取り組み、そのプロセス自体が大きな喜びです。目標への努力とその活動自体は、困難ではありますが、楽しいことも多い挑戦です。そして他には教育事業ですね。私たちは保育園などで太陽光発電等の教育事業を行います。それが受け入れられ、またその家族といった具合に広がりを見せていくわけです。共感の輪が広がっていくことや、私たちの教育に共感してくれた子が成長して、より理解を示してくれたりすることは、本当に嬉しいことです。

今後の夢と目標を教えてください

最大の目的は温暖化防止ですね。今はその手段として太陽光発電が私たちの具体的手段の一つですが、この信州という地は、山に囲まれていますよね。すると、他にも利用できるものはたくさんあるんです。雪や水の力の生み出す小水力発電、木々を用いるバイオマス、そしてエネルギーの地産地消ですね。これができると、地域の経済が活性化し、また仕事が、雇用が生まれていきます。それはすなわち、未来を作ることだと思うんです。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

私たちは、ここ南信州で活動しています。あなたはどこの方でしょうか。今あなたがいるその場所で、できること、参加できることにそれぞれの地域や場所で取り組めばいいと思います。そうした積み重ねが、日本全体をよくしていくことに繋がるのではないでしょうか。

取材者のコメント
加藤夏樹 今回取材を受けてくれたのは、おひさまグループ(NPO法人おひさま進歩理事、おひさま進歩エネルギー株式会社代表取締役、おひさまエネルギーファンド株式会社の代表取締役)の原 亮弘氏だ。②長野県飯田市という環境政策に力を入れる行政環境、地域と密に関わりながら、サステナブルな持続可能な循環型社会を目指している。その眼差しは、温暖化防止という大局的に大きなところを目指しつつも、まずは地域が元気になる必要があるという視点も持っている。具体的にはエネルギーの地産地消という概念の草分け的存在として、太陽の光と熱を活かしたエネルギーの創造や南信州の森林資源を利用した木質バイオマスなど幅広い。大きな理想と現実的な手腕が共存しており、お話を伺うだけでこちらが元気に、ワクワクしてくるほどだ。日本は、地方から元気になると感じられたインタビューだった。
団体・プロジェクトの概要
代表者 松江 良夫
住所 飯田市馬場町3丁目411番地
TEL/FAX 0265-24-4821/0265-56-3712
URL http://www.ohisama-shinpo.or.jp/