特定非営利活動法人サロベツ・エコ・ネットワーク

この活動について教えて下さい

大きく3つの活動の柱があります。1つ目は地域活動です。地域の砂浜や河川、湖沼の清掃、植樹活動などを行っています。2つ目は環境保全活動です。東京ドーム約1,400個分、面積6,700haのサロベツ湿原に生息する多様な野生動植物の調査や、オオハンゴンソウなどの特定外来生物の駆除をしています。3つ目は環境教育活動です。子ども向けにも大人向けにも行っており、子どもたちには、サロベツの自然に親しんでもらうためのキャンプや自然観察といった体験重視のプログラムを、大人向けにはそれに座学も加えた講座を毎月開催しています。エコツアーガイドも行っています。

どうしてこの活動をはじめたんですか？

サロベツ湿原は日本国内で3番目の規模を誇る湿原ですが、戦後の農地開発によって面積が半分となってしまいました。さらに乾燥化によって自然環境が悪化しています。そこで、このサロベツの豊かで美しい自然を次世代に引き継ぎ、残していくために活動を始めました。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

地元の方々は身近すぎてサロベツの自然の素晴らしさにあまり気付いていませんでしたが、活動を続けるうちに少しずつ理解してもらえるようになってきました。活動の参加者が少しずつ増えてきたり、観察会などで「こんなに花があるなんてずっと住んでいても知らなかった」と言われたときなどに、喜びを感じます。

今後の夢と目標を教えてください

サロベツの自然の持つ魅力、素晴らしさをより多くの人に知ってもらいたいです。知っていただいた上で、全国の人たちにサロベツの自然を愛する仲間になってもらえれば嬉しいです。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

雄大な国立公園の環境保全の最前線を体験できるので、自然が好きな人ならハマり、やりがいも感じられると思います。ボランティアは随時受け付けていますし、学生のインターンシップなども受け入れているので興味がある方は、ぜひ参加してみてください。