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特定非営利活動法人 豊島北ビオトープクラブ

東京都

自らの手で“生態系”ビオトープを創る経験が、
本物の自然の理解へ通じる

団体名・プロジェクト名

特定非営利活動法人 豊島北ビオトープクラブ

特定非営利活動法人 豊島北ビオトープクラブの写真

活動エリア 大阪府
ジャンル 環境全般 自然保護 

主な受賞歴や実績

詳しくはこちらをご覧ください。
http://biotope.dip.jp/

この活動について教えて下さい

豊中市との協働事業で、ふれあい緑地の中の「服部ビオパーク」と「とよなか四季彩園」を管理しています。「服部ビオパーク」は草地ビオトープ、花壇、そして遊具も併設された公園で、気軽に家族連れにも楽しんでもらえる場所。「とよなか四季彩園」は今春オープンした本格的な水辺ビオトープで、水生生物を始め、野鳥や昆虫や野花の楽園となることを目指しています。また園内にある自然学習センターでは、自然環境に関連した各種講座を開催して体験学習施設として運営しています。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

平成16年に活動を開始しました。「ビオトープって何?」から始まって、勉強会や他の施設見学などを行いました。「とよなか四季彩園でバッタなどのいる環境を取り戻そう!」という理念は多くの人の心を捉えました。ところがいざ具体的に進めるとなると「鳥インフルエンザが発生したらどうするのか?」など反対運動が起こりました。紆余曲折の6年が経って、当初の計画もかなり変更されましたが、やっと完成しました。実に苦労の多い道程でした。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

都市部に立地しながら自然が豊かな「とよなか四季彩園」。その管理棟を兼ねる自然学習センター。そこで勤務していると、業務は多忙ですが、ふと窓外を見るとカルガモが遊びに来ていたり、ムクドリの群れがいっせいに水浴びしていたりして、思わずホッとする光景が目に入ります。また初夏には、仕事終わりに園内を巡回していて、水辺でホタルが光っている姿を目にすると、心が癒されて疲れも忘れます。

今後の夢と目標を教えてください

「とよなか四季彩園」は水辺ビオトープであることから、その施設の特徴を最大限に活かして、自然な姿でホタルが水辺を飛び交う公園に育て上げているところです。今春のオープン後に試験的に放流したホタルの幼虫。それが5月下旬に成虫になり、毎夜優しい光を放ってくれました。これが順調にいけば、来夏からホタルの観察会を開催して、昔の豊中市の風景を再現した街中のオアシス的な空間にしたいと思います。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

私たちNPO法人豊島北ビオトープクラブでは、一緒に活動してくださる会員を募集しています。各種活動の運営や補助に、ともに汗を流していただける方は、ぜひご入会下さい。また、展開中の各種講座に受講を希望される方や、知識や特技を活かして講座の講師になって活躍していただける方を募集しています。熱意あふれる方のご応募をお待ちしております。

取材者のコメント
加藤夏樹 自分でビオトープを創るからこそ、生態系のことが本当に分かる。そう思わせてくれる活動を地域に根付いて展開しているのが、豊島北ビオトープクラブだ。同団体は、NPOならではの専門性や行動における柔軟性を活用して、行政との連携や地域住民との交流(自然観察や生態を楽しむ内容など実に多彩な企画を用意)を図っている。そして市民の憩いの場となる、地域の生態系豊かな公園づくりなどに多大な貢献をし、市民に支持されている。
団体・プロジェクトの概要
代表者 佐藤 亮
住所 大阪府豊中市服部西町5-12-15 ふれあい緑地ビジターセンター (「とよなか四季彩園」自然学習センター)
TEL/FAX 06-6866-3288
URL http://biotope.dip.jp