認定NPO法人ふまねっと

この活動について教えて下さい

私たちは「ふまねっと運動」という運動の普及と、この運動の指導者である「ふまねっとサポーター」の養成に力を入れて取り組んでいます。3×8マスのネットを床に敷いて歩行運動をするのですが、歩行する力、認知機能の改善等に効果が認められており、誰かと競うものでなく、介護予防運動として実施されています。また健康づくりだけでなく、高齢者が共に行い、うまくできないときには笑いが起こるなど、楽しいコミュニケーションを産みます。また指導員を育成にも力を入れていて、高齢者に担っていただくことに力を入れています。

どうしてこの活動をはじめたんですか？

はい、１０年前、北海道教育大学釧路校の北澤先生と学生たちが中心となって作り出した運動です。その普及はさきほど申し上げたように、むしろ高齢者の方に担っていただくようにしています。そうすることで、地域交流にもなりますし、社会にとって負担と思われがちな高齢者が重要な仕事を担うことで、イメージが変わっていくと考えたからです。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

私たち職員もふまねっと運動の指導を行いますが、参加者の方々が「とても楽しかった」「こんなに笑ったのは久しぶり」と言ってくれるのが本当に嬉しいです。また、サポーター（高齢者の指導員）から「うちの教室に杖をついてきた人が、杖を忘れて元気に帰っていっちゃったんだよ(笑)」といった報告を聞いたりするのも、とてもうれしいです。サポーターのみなさんの生き甲斐にもなっているんです。

今後の夢と目標を教えてください

今の社会情勢として、介護保険が来年度変わるのですが、要支援者については訪問介護や通所介護の予防給付対象からはずされる予定です。代わりにNPOを含む多様な主体による介護予防活動が期待されています。そうした時代になっていくからこそ、ふまねっと運動をできる場所をもっと増やして、介護予防のための健康づくり、地域の高齢者の交流、そしてサポーターづくりに力を入れていきたいです。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

まず、ふまねっと運動をやってみたい方には、お近くの教室をご紹介いたします。ボランティアとしてサポーターをしてみたい方は、そのための道のり、手順をご紹介いたします。また直接参加できなくても、この私たちの取り組みに共感していただけるときは、寄付という形でのサポートをお願いいたします。そして職員として参加したい方。笑顔で元気いっぱいな方、ぜひご連絡を！