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特定非営利活動法人nature works

東京都

自然とアートのコラボレーション!

団体名・プロジェクト名

特定非営利活動法人nature works

特定非営利活動法人nature worksの写真

活動エリア 本部事務局=大阪市北区をハブに淀川水系で広く活動 茨木支部=安威川周辺を中心に大阪市北部で広く活動
ジャンル 学術・文化・芸術・スポーツ 森林保全・緑化 自然保護 

主な受賞歴や実績

理事長小村一也=2005年・フランス美術協会「ル・サロン」洋画部門入選
        2007年・環境省・国交省等後援「エコプロダクツ」準グランプリ受賞
        2008年~2012年 藤田保健衛生大学医学部・解剖学第一講座「客員准教授」委嘱
        2013年~国立岐阜大学医学部/大学院医学系研究科「非常勤講師」委嘱

NPO=2007年 大阪府現代美術センター「アートカレイドスコープ」事業採択
   2007年 近畿地方整備局 木津川水系魚類ポスター制作
   2009年 環境省・水・大気環境局環境課「里海プロジェクト」編集委員委嘱
   2010年 淀川河川公園「淀川付け替え100周年記念事業・淀川魚類図鑑下敷き」製作支援
   2011年 環境省近畿環境事務所/滋賀県「魚のゆりかご水田・紙芝居」製作
   2014年~大阪府・安威川ダム事務所「安威川ダムファンづくり」参画

省庁・地方自治体・教育機関などからの委託事業多数
助成金・基金の採択多数

この活動について教えて下さい

淀川水系を中心に河川や湖沼と関係する生態系や生物環境を調査し、細密生物画・写真・正確かつ最新の学術的考証をもとに、生物多様性や環境を学ぶためのツールの企画・開発や、ワークショップを展開しています。ポスター・パンフレットやクラフトキットなど、就学児童向けに遊びから自然を学べる仕掛けづくり、生物調査・図版製作・生態写真など専門家とグラフィックデザイン・ウェブデザインなどを専門とするクリエイターが中心になって、熟練したプロの仕事で、活動を続けています。
現在は数名の専任スタッフにより、医学部解剖実習に用いる解剖実習手引書の研究と製作を進めています。
事業の大半は「視覚に訴える仕組み」でメッセージを伝えたり効果を高めるための「モノづくり」です。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

第3回世界水フォーラム大阪会場にて前身となったグループがアートワークを発表、翌年に大阪府文化部の文化事業「大阪楽座」に採択されたのを機に、特定非営利活動法人を設立することにしました。
集まったメンバーの殆どが専門性の高い技術を持つクリエイター。商業ベースの仕事ではできない、自分たちの表現したいこと、発表したい企画を実現して行く、より多くの共感を得て広く活動する目的で設立、
理科美術離れと共に、商業ベースでは隅の方にある「水辺の自然と生態系」をテーマに、サイエンスアートの視点で、表現者の技術で、自分たちが理想とする環境ツールを世に出して行きたいと考えました。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

ファインアートや現代美術ではなく正確で緻密な自然史博物画を中心に、昨今のアート思考とは対局にある生き物の理科的な美しさの存在意義・価値が評価されていることに誇りと喜びを感じています。
化学や理科、自然環境に興味ある子どもたちにアートの面白さを、美術や工作が大好きな子どもたちに自然環境や生態系を。双方の興味や関心を互いに繋げたり、新しい楽しみや発見を知ってもらえることが一番のやり甲斐です。
見る楽しさ、知る楽しさは子どもたちにとって視覚的な刺激になり、大人たちはより深く関心をもってくれる。
この作用によって、より多くの人たちが自身の暮らす地元エリアの自然環境との関わりや生態系の重要性を知って、保全の心を育んでくれている実感があります。

今後の夢と目標を教えてください

個人として、理科美術や標本画の世界は一般的なアートと比して地味で、この世界に楽しさを感じ、未だに肉筆画を追求する自身は絶滅危惧種のような存在かも判りません。
しかし、ディジタル全盛の昨今でもモチーフに対しての知識と正確かつ目的に応じた最適の表現を創り出すことは、意外に要望が多くあることを知りました。
特に、その技術と活動を評価され、8年程前から携わっている大学医学部で行われている解剖実習のための手引書研究と製作は、人体という題材と対峙する意義と共に、深く難解な課題へ挑戦している充実感に満ちています。
専門性の高いスタッフも、何か共にできないかと参加したスタッフもそれぞれに、年々増して行くnature worksの存在価値や事業の拡大で、新たな思考や事業意欲に満ちています。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

私たちの団体は定期的な会合や全員が同時参加で行うミッションは殆どありません。ここにいる全員が、それぞれ自由な発想で、自主的に事業を見つけ出し、その内容の特異性や専門性に合ったメンバーがユニットを組む形式で活動しています。定款に定められた事業内なら、どんな事業を行っても良い、特段、理事会や総会での認証を得なくても事後報告で可といったこともしばしば。ただ、自由な反面、待っていても事業やミッションは与えてもらえないので、受動的ではなく積極的・能動的に活動でき、志しが同じ人たちなら大歓迎です。
特に、私たち当初からのメンバーはベテラン過ぎる年齢(苦笑)が大半なので、若い発想、柔軟な視点をもった人たちが参加してくれればと願っています。
私たちのミッションはコミュニティービジネス的な部分が多く、ボランティア活動は行っていません。その分、事業に責任を持ち、期待された方々や委託された団体や自治体への責任感という高い使命と向き合えます。

取材者のコメント
古川勇樹 自然とアートのコラボレーション。それを大人から子どもまで一緒に楽しもうという活動から生まれた作品たちは、とても素晴らしいものばかり。ぜひホームページから見て頂きたい。いきものたちのすみかである自然を、こういった活動を通して、大切に思う子ども達が増えて行くのだろう。自然そのものをアーティスティックな観点から見て、触れて、楽しむ。これからますます、こういった活動が大切になっていくように思う。
団体・プロジェクトの概要
代表者 小村一也
住所 〒530-0041 大阪市北区天神橋2丁目5-18 南森町センタービル402号
TEL/FAX 06-6319-8288(代)(TEL) 06-6357-9924(FAX)
お問い合せ kirin@poem.ocn.ne.jp
URL http://npo-natureworks.net