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特定非営利活動法人 HEART TO HEART

東京都

地域で支える認知症介護!

団体名・プロジェクト名

特定非営利活動法人 HEART TO HEART

特定非営利活動法人 HEART TO HEARTの写真

活動エリア 愛知県・三重県
ジャンル まちづくり 医療・福祉 

主な受賞歴や実績

認知症でもだいじょうぶ町づくりキャンペーン「町づくりキャンペーン賞」  
2009年度  「『認知症買い物セーフティーネット』普及事業
         -認知症になっても安心して買い物ができる地域づくり-」

この活動について教えて下さい

●「認知症買い物セーフティーネット」:認知症になると同じものを買ってきたりお金が上手に払えないなど、様々な買い物での困りごとが発生します。「認知症買い物セーフティーネット」は、お店や地域の皆さんに病気のことを知って、理解していただくことで、買い物を通して地域の中で認知症の人を見守る支援の輪を作っていく取り組みです。

●自治体における認知症家族支援活動:各市町において、当会の「家族支援プログラム」(認知症家族支援講座)を導入してもらい、認知症の初期から中期のもっとも介護困難な時期のご家族の支援に取り組んでいる、また受講者を核にしてその自治体に家族交流会を発足し、自治体における認知症の介護者への支援サポートに取り組んでいます。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

当会は、認知症の人と家族の会愛知県支部の世話人が中心となって立ち上げたNPO法人です。高齢化とともに介護家族の数も急増しており、これまでの活動だけでは支えきれなくなってきました。そこでNPOを立ち上げ、地域づくりはもちろん多角的な支援体制の充実を整えていけるよう、自治体と連携しながら介護者への支援活動を進めています。
私たちの会は、母体がスタッフの多くが介護者あるいは元介護者です。実際に「買い物」で困っている家族の、お店や地域の皆さんに「認知症になると買い物トラブルが発生しやすいことを知ってもらいたい」「それを理解して接して欲しい、協力してほしい」という願いから、地域で”買い物“を通して認知症の人を見守る支援の取り組み「認知症買い物セーフティーネット」が始まりました。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

認知症の介護は、介護者が元気でなけれは決していい介護はできません。講座の受講や交流会などを通して、仲間を見つけたり介護のコツを得ながら、それぞれが自分なりのやり方を見つけ、気持ちにゆとりが出て明るくなられることです。
また、買い物の取り組みを通して、様々な人達(企業・商店・自治体・包括支援センター・日本福祉大学等)との連携体制ができてくることです。

今後の夢と目標を教えてください

認知症の介護家族の経験は、地域における大きな社会資源ですので、これが社会資源として各地に根付いていけるように取り組んでいます。また、買い物セーフティーネットは、愛知県から全国へ発信していけたらと思っています。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

県内・県外のユニー㈱アピタ店にて定期的に認知症啓発のイベントを実施しています。このイベントを一緒に楽しんでいただけるスタッフを募集しています。子どもむけゲームなど、楽しく明るい認知症啓発ベントです。

取材者のコメント
古川勇樹 昨今、介護うつや、原因が介護に疲れてという悲しい事件が増えている。介護は家族内でどうにかしようと抱え込みがちになってしまうが、「認知症買い物セーフティーネット」のように、地域で見守り支えるという姿勢こそが、重要なのだと感じた。また、この会ではスタッフの多くが介護者あるいは元介護者ということもあり、悩んでいる介護者の目線で支援をしているというのが、支援を求める介護家族にとっては心強く、気持ちの面でも大きな支援になるのではないだろうか。
団体・プロジェクトの概要
代表者 尾之内 直美
住所 愛知県東海市養父町北堀畑58-1
TEL/FAX TEL0562-36-2353 FAX 0562-33-7102
お問い合せ rara@ma.medias.ne.jp
URL http://www.hearttoheart.or.jp/npo/index.html