HOME > プロジェクト・団体の紹介 >NPOアジア太平洋こども会議・イン福岡  The Asian-Pacific Children’s Convention in FUKUOKA (APCC)

NPOアジア太平洋こども会議・イン福岡  The Asian-Pacific Children’s Convention in FUKUOKA (APCC)

東京都

福岡から地球市民の育成を!

団体名・プロジェクト名

NPOアジア太平洋こども会議・イン福岡  The Asian-Pacific Children’s Convention in FUKUOKA (APCC)

NPOアジア太平洋こども会議・イン福岡  The Asian-Pacific Children’s Convention in FUKUOKA (APCC) の写真

活動エリア 福岡県全域、40以上のアジア太平洋諸国・地域
ジャンル 国際協力 教育・学習支援 

主な受賞歴や実績

2011年度内閣府 特命担当大臣表彰「子ども若者育成・子育て支援功労者表彰」
    福岡県「ふくおか共助社会づくり表彰」
2012年度外務大臣表彰
2013年度西日本国際財団アジア貢献賞15周年記念特別賞

この活動について教えて下さい

今年で27年目を迎える「アジア太平洋こども会議・イン福岡」は、『私たちAPCCメンバーは、OMOIYARIの心を持った地球市民となり、こどもたちの笑顔あふれる世界を実現します。』のビジョンの元に、アジア太平洋各地域から夏に11歳のこども達(こども大使と呼ばれる)を福岡に招聘し、ホームステイやキャンプなどを行い異文化交流を通じて、国際交流を推進する【招聘事業】、11歳の時に福岡に来たこども大使達が、その後同窓会組織を作り世界平和の夢実現と世界を舞台に活躍する“グローバルブリッジリーダー”を育む取り組みを行う【ブリッジ事業】、日本(福岡)のこども達を春、夏にアジア太平洋地域へ派遣し生活や文化を体験し異文化理解を深める【派遣事業】、小学4年・5年生を対象とし、国際社会に向かって日本人として、自分の言葉で語ることができ、国際社会でリーダーとして活躍できる若者を育てる【育成事業】の主に4つの事業から成る民間レベルでの草の根国際交流事業です。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

1989年 福岡市政100周年「アジア太平洋博覧会‐よかトピア‐」の参加事業として、また青年会議所(JC)全国大会の記念事業として(一社)福岡青年会議所が企画し実現しました。この事業を発案した福岡青年会議所は当時、アジアの隣国に最も近いと都市として古くから日本における大陸文化の交流拠点であった福岡の国際都市としての魅力をさらに高めるため、そして11歳という多感で純粋無垢なこども達に世界の多様な価値観に触れるチャンスを与えることで世界の人達と平和に共存する感性を持ってもらいたい、という熱意をもってこの事業を始めました。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

毎年1年近くかけてアジア太平洋の地域から200人以上のこども大使達を招聘する準備を行います。その為に600名近い方が毎年ボランティア登録を行い、会議や活動を毎日のように行います。時には、熱い意見を交わしたり意見の相違により涙したりするのですが、その大変な苦労が報われる瞬間を観た時に遣り甲斐や喜びを感じます。夏にこども大使達が各国伝統の歌や踊りを披露するパフォーマンスイベントのフィナーレでAPCCのテーマソングである「We are the BRIDGE」をこども大使、ボランティアさんもホストファミリーの皆さんも皆が手をつなぎ一緒に歌う時など、本当に国境を越えて一つになって心がつながっている瞬間だと感じます。

今後の夢と目標を教えてください

日本で喫緊の課題ともなっている“グローバル人材育成”に早くから取り組んできた「アジア太平洋こども会議・イン福岡」ですが、一昨年25周年の時、2018年の30周年に向けて、今後はさらにその勢いを加速していく考えを公表しました。福岡に海外のこども達を受け入れて交流する事業と共に、福岡のこども達を海外に派遣する事業を強化するなど、こども達・青少年に自然な形でグローバル対応の必要性や魅力に気づいてもらう機会をより多く作り提供していきます。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

毎年たくさんの感動や出会いがこの活動を通して体験できます!その体験は一瞬のものではありますが、一生の思い出として残り、時には人生さえも変えてしまうほどの感動体験になります。国際交流に興味のある方はもちろん、いろんな方達と出会い友情や思い出を作っていける場でもありますので、ぜひご参加ください。

取材者のコメント
古川勇樹 福岡は歴史的に見てもアジアの隣国に近い都市として重要な役割を担ってきた。現在日本が抱える問題である海外で活躍することができる人材の育成という点においても、この団体が福岡を拠点として27年に渡って行ってきた活動は重要な意味を持っていると思う。子どもたちにとって、多感な時期に体験する国際的な交流の数々が、将来に何らかの影響を及ぼすことは想像に難くない。純粋に、自分も子どもの時にこんな体験をしたかったと羨ましく思ってしまった。また、民間レベルでの運動であるからこそ、子どもたちや関わる人すべてにとって、強制的でなく自然な形で国際化することの大切さを実感することができるのではないだろうか。
団体・プロジェクトの概要
代表者 麻生 泰
住所 福岡県福岡市中央区天神1-10-1福岡市役所北別館5階
TEL/FAX TEL:092-734-7700 FAX:092-734-7711
お問い合せ info@apcc.gr.jp
URL http://www.apcc.gr.jp