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ホールアース自然学校

東京都

「人・自然・地域が共生する暮らし」を実践。人が感謝の気持ちと誇りをもって生きる社会に!

団体名・プロジェクト名

ホールアース自然学校

ホールアース自然学校の写真

活動エリア 富士山本校(静岡県富士宮市)、沖縄校(沖縄県名護市)、福島校(福島県郡山市)、新潟校(新潟県柏崎市)他に、環境省田貫湖ふれあい自然塾(富士宮市)を受託運営。
ジャンル 環境全般 自然保護 

主な受賞歴や実績

2004年:「オーライ!ニッポン大賞」審査員会長賞受賞。
2005年:環境省「エコツーリズム大賞」優秀賞受賞。
2007年:環境省「エコツーリズム大賞」大賞受賞。
    環境goo大賞「NPO・NGO部門」奨励賞受賞。
2008年:財団法人静岡県国際交流協会「功労賞」受賞。
    環境省「地球温暖化防止に係る国民運動におけるNPO・NGO等の民間団体とメディアとの・連携支援事業」採択。
2009年:「Panasonic NPOサポートファンド」採択。
    「三井物産環境基金」採択。
2011年:「Panasonic NPOサポートファンド」組織診断助成採択。
    赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」助成採択。
2012年:日本財団「海・船に関する国民の理解促進」助成採択。
    Panasonic NPOサポートファンド」キャパシティビルディング助成採択。

この活動について教えて下さい

ホールアース自然学校は今から33年前に活動を始めた、民間の環境教育事業所です。団体名のホールアースとは、「ひとつの地球」を意味し、「人・自然・地域が共生する暮らし」の実践を通じて、1人1人が感謝の気持ちと誇りをもって生きている。そんな社会を目指しています。
そのため、時にはビジネスという手法で、時にはボランタリーな活動という手法で、「自然体験プログラムの企画運営」「企業・行政・社会セクターとの協働」の2つを軸に幅広い事業展開をしています。また、自らの社会的責任として、災害救援/復興応援活動、森林整備、環境保全活動なども行っています。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

今から33年前の1982年、静岡県富士郡芝川町(当時)に動物農場設立。家畜動物とのふれあいや自然体験を通した、環境教育活動をスタートしました。1987年に団体名を「ホールアース自然学校」と改称し、2002年にNPO法人ホールアース研究所、2011年には農業生産法人ホールアース農場を設立しました。この間、自然体験を通した環境教育の推進、人材の育成を軸に活動をしてきましたが、変化する社会のニーズ、課題に対応するため、全国各地に常駐の拠点や、季節限定の分校を設置してきました。
もともとは、子どもの自然体験機会提供が出発点でしたが、それを担う人材の育成、体験交流事業による地域振興の調査・計画づくり、農林業など1次産業を巻き込んだ6次産業化への挑戦など、ホールアース自然学校は常に社会にアンテナを張り、社会課題の解決を目指しています。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

例えば、キャンプに参加した子どもから帰宅後、保護者と共にお礼のメッセージを頂いた時。例えば、社員研修の参加者の表情ががらりと変わり、生き生きとした目を見せた時。例えば、学生ボランティアが卒業後、就職先で今度はビジネスパートナーとして一緒に仕事を通して社会課題の解決に取り組むことになった時。数え上げればきりがありませんが、人との出会い、そしてその人が「変わる瞬間」を目の当たりにすることができるのが、大きなやりがいです。

今後の夢と目標を教えてください

究極的には、社会から自分たちの存在(自然学校)が必要とされなくなることが目標です。つまり、今の社会課題がすべて解決されていること。しかしながら、まだその道のりは遠く険しく、あとどれくらいかかるか分かりません。「千里の道も一歩から」の諺通り、まずは目の前の参加者、クライアント、地域の皆さんと共に、できることを1つずつ積み重ねていくしかありません。道端の草花に愛おしさを感じる、空を見上げて天気の変化を観る、日々の食事の際に作り手に感謝する、そんな気持ちを持つことができる人を1人でも増やしたいです。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

まずは、富士山麓はじめ、各地にあるホールアース自然学校のプログラムに参加してみてください。多様なフィールドで、多彩なスタッフがお待ちしています。また、プロボノ(職業上持っているスキルを活かした社会貢献)も募集中です。特にWEB、デザイン、人材育成などで専門をお持ちの方、是非お手伝いしていただけるとありがたいです。

取材者のコメント
古川勇樹 『人が「変わる瞬間」を目の当たりにすることができる』と語るように、人間も本質的には自然の一部であり、普段忘れがちな「自分も地球の一部」といったような感覚を取り戻すことで、目の覚めるような体験をしているのではないだろうか。しばしば日本庭園と西洋庭園との違いは、日本はありのままの自然を写し、西洋は自然を加工し作り変えるものだと言われる。このように日本にはもともと人間の近くに自然を感じ、ありのままの自然を美しいとする考え方があるのだから、自然を大切にすることの重要性を世界に伝えていくのは日本の役割なのではないか。
団体・プロジェクトの概要
代表者 広瀬麗子
住所 静岡県富士宮市下柚野165
TEL/FAX TEL:0544-66-0152  FAX:0544-67-0567
お問い合せ info@wens.gr.jp
URL http://wens.gr.jp